ユベントスからバイエルン・ミュンヘンへレンタルにより加入しているブラジル代表FWドウグラス・コスタは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のグレミオへ復帰することが確実となったようだ。17日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。
ドウグラス・コスタはグレミオでプロキャリアをスタートさせると、2010年1月にシャフタール・ドネツクへ完全移籍。その後はバイエルンやユベントスで複数のタイトルを獲得している。ただ、同選手は度重なる負傷離脱に悩まされると、昨夏に1年レンタルでバイエルンに復帰。しかし、今季はここまで公式戦6試合に先発出場にとどまっているほか、今年2月以降は右足の中足骨骨折により長期離脱を強いられている。
ドウグラス・コスタの去就を巡っては、バイエルンがすでに買い取りオプションを行使しない方針を固めている。また、保有権を持つユベントスでの来季の構想から外れている。
その中、今月に入ってグレミオ復帰の可能性が浮上。グレミオの副会長は『グローボ』のインタビューで「交渉を進めているところだ。ユベントスとは(ドウグラス・コスタの)取引を成立させることですでに了承を得ている。我々は(移籍の手続きに必要な)書類が届くのを待っている。おそらく今週の水曜日までには届くだろう。移籍ウィンドウが閉まる前に選手登録できるはずだ」と語っており、ドウグラス・コスタ加入が秒読み段階にあることを明かした。
なお、ユベントスはドウグラス・コスタとの契約期間を2022年6月まで残しているが、契約解除を行うものとみられる。北中米カリブ海王者に輝いたリーガMX(メキシコ1部)のUANLティグレスからも加入の打診を受けていたドウグラス・コスタだが、母国で再起を図ることになりそうだ。
コメントランキング