パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディは、今季終了後にミランへ移籍する可能性があるようだ。15日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が報じている。
現在28歳のイカルディはアントニオ・コンテ監督の構想から外れると2019年夏にインテルからPSGへレンタルにより加入。移籍1年目の昨季は公式戦34試合に出場して20ゴールをあげるなど本来のパフォーマンスを発揮。昨夏に4年契約を結んでPSGへの完全移籍を果たしたが、今季は度重なる負傷離脱に泣かされるとここまで公式戦18試合の先発出場にとどまっている。
同選手の去就を巡っては、かねてから本人がセリエA復帰を望んでいると伝えているが、代理人のワンダ・ナラ氏が先週にミランへコンタクトをとったようだ。ただ、イカルディはPSGで900万ユーロ(約11億9000万円)という高額年俸を受け取っており、ミランは同額以上の年俸を支払えない模様。そのため、PSGが放出を容認した場合にはレンタルでの獲得に動くものとみられる。
なお、ミランは16日に行われたセリエA第37節・カリアリ戦で勝ち点1を獲得し、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場が決定。一方でスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが負傷離脱を繰り返している現状を踏まえ、今夏のマーケットではストライカーの獲得が優先事項となっている。
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