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アトレティコ移籍が噂されるインテルFW、今夏残留を強調「1年前バルサ行きに近づいたが…」

ラウタロ・マルティネス 写真提供: Gettyimages

 インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスはアトレティコ・マドリード移籍の可能性を否定しているようだ。15日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ラウタロ・マルティネスはインテルとの現行契約が2023年6月に満了を迎える中、クラブ首脳陣と複数回にわたって会談。今年3月には両者が2024年6月までの新契約を結ぶことで合意に達したと伝えられていたが、現時点でクラブからの公式発表は行われていない。

 その中、インテルが新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり財政面で問題を抱えていることから、8000万ユーロ(約105億円)以上のオファーが届き次第、同選手の放出に応じる可能性があるという報道が飛び交っている。くわえて、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』はアトレティコ・マドリードがポルトガル代表FWジョアン・フェリックスのパフォーマンスに満足していないため、ラウタロ・マルティネスの獲得に向かっていると報じている。

 しかし、ラウタロ・マルティネス本人はメディアインタビューで「インテルで幸せだし、ここを去るつもりはない。もうすぐ契約を結び直すだろう。1年前にはバルセロナ移籍に近づいていたし、(リオネル・)メッシとも話していたけど、残留する決断を下したね」とコメント。引き続きインテルでプレーする意思を示している。

 なお、ラウタロ・マルティネスは2018年夏にアルゼンチンのラシン・クラブからインテルに加入すると、移籍1年目から前線の主力に定着。今季はここまで公式戦44試合に出場し17ゴール9アシストをマーク。ベルギー代表FWロメル・ルカクとともに強力な攻撃陣を形成し、スクデット獲得に大きく貢献している。