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ナポリ指揮官ガットゥーゾ、今夏退任は既定路線か。来季CL出場権獲得へ前進も…

ジェンナーロ・ガットゥーゾ 写真提供: Gettyimages

 ナポリのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督はやはり今季限りでの退任が既定路線となっているようだ。9日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ガットゥーゾは2019年12月にカルロ・アンチェロッティの後任としてナポリの指揮官に就任すると、昨季はコッパ・イタリアのタイトルを獲得。しかし、今年1月24日に行われたセリエA第19節・エラス・ベローナ戦で1-3と敗れたことをきっかけに進退問題が浮上すると、クラブ首脳陣が後任人事の選定を行っていることに対して不快感を示していた。また、ガットゥーゾとナポリの契約期間は今年6月までとなっているが、クラブ側の対応に不満を抱いている本人は契約更新を行わず今季終了後にクラブを離れる意向をすでに固めているものとみられる。

 その中、ナポリの地元紙『 コリエレ・デル・メッツォジョールノ』は複数の主力選手が同監督の今夏残留を望んでいると報道。ナポリは8日に行われたセリエA第35節・スペツィア戦で勝利したことにより勝ち点を70まで積み上げており、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得へ前進している。

 ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長はスペツィア戦後に自身のSNSアカウントにガットゥーゾ監督の手腕を称えるコメントを投稿しているが、『スカイスポーツ』は両者の関係は修復していないと主張。シーズン終了後に契約満了に伴いクラブを去るという見解を示している。