ユベントスとインテルはエバートンからパリ・サンジェルマン(PSG)にレンタルにより加入しているイタリア代表FWモイーズ・キーンの争奪戦を繰り広げているかもしれない。14日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
キーンはユベントスでトップチーム昇格を果たした後、2019年夏にエバートンへ完全移籍。プレミアリーグ挑戦1年目で公式戦33試合に出場したものの、うち8試合でしか先発メンバーに名を連ねておらず2得点に終わるなど不本意なシーズンに終わっていた。しかし、同選手は昨夏にPSGへ1年レンタルにより加わると、フランス代表FWキリアン・ムバッペ、アルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリア、FWマウロ・イカルディ、ブラジル代表FWネイマールと強力なアタッカー陣を擁する中でも公式戦27試合に先発出場して17ゴールをあげ本来のパフォーマンスを取り戻している。
キーンの去就を巡っては、今夏に前線の戦力補強を目指すユベントスがマンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロとともにトップターゲットとしてリストアップしていると伝えられていた。
一方で同選手はPSG残留を望んでいるものとみられるが、エバートンとの取引において買い取りオプションが付帯されていない。また、キーン本人は14日のメディアインタビューにおいて自身の去就が不透明であることを認めている。
その中、インテルはキーン獲得へウルグアイ代表MFマティアス・ベシーノを交渉材料に盛り込む可能性がある模様。また、同選手の保有権を持つエバートンは5000万ユーロ(約65億円)以上のオファーが届けば交渉に応じる姿勢を見せているようだ。
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