バルセロナはブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョが今季の残り試合を欠場することがほぼ確実になったことにより、今季中にリバプールに対する追加の支払いを免れるようだ。6日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
コウチーニョは、昨季バイエルン・ミュンヘンでブンデスリーガ、UEFAチャンピオンズリーグ、DFBポカールの3冠を成し遂げると昨夏バルセロナに復帰。今季はロナルド・クーマン監督のもとで公式戦14試合に出場し3ゴール2アシストをマークしていた。
しかし、2020年12月29日に行われたラ・リーガ第17節・ウエスカ戦で試合終了間際に左ひざを負傷すると、今年1月に左ひざの外側半月板を手術。当初は復帰まで3カ月を要するものとみられていたが、回復が思わしくないことから先月30日に治療のためブラジルへ帰国。そして今月5日には再手術へと踏み切っていた。
一方、バルセロナは2018年1月にリバプールから同選手を獲得した際にバルセロナでの通算出場試合数が「100」に達した際には2000万ユーロ(約25億円)を支払うという条項が設定していた模様。しかし、バルセロナでの出場試合数はここまで「90」となっていることにくわえて今季残り試合での出場が厳しいことから、リバプールに対する追加の支払いが今夏までに行われないようだ。
なお、『マルカ』はコウチーニョが今季終了後に退団する場合、バルセロナは同選手に関する費用として総額4000万ユーロ(約51億円)を削減することができると主張している。
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