
ミスは成長に。若手選手は札幌の財産
敗北はチーム全体の責任だ。にも関わらず、神戸戦後のSNSにはミスをした若手選手である田中に対しての辛辣なコメントが溢れかえっていた。確かに、プロの世界では珍しい単純なミスがあったのは事実だが、そこまで気にすることではないであろう。
ミスは誰にでもあり、ミスこそが若手選手の成長に繋がるものだ。プロ入り初先発(2020年7月14日湘南ベルマーレ戦)から1年も経っていない田中である。彼の成長をクラブに託し、責めるより支えることの方が今後のパフォーマンスに繋がるのではないだろうか?
神戸、横浜F・マリノスなどのJクラブと違い、札幌の経営状況にそれほどの余裕はない。そのため、若手選手が財産であり、彼らを育てることがとても重要である。
ペトロビッチ監督が若手選手の育成を第一に考え、彼らに実践で経験を積むチャンスを与えていることは札幌の魅力の1つと言えよう。これは日本のサッカーの未来にも繋がる大事なことだ。そしてクラブの運営的な戦略とも考えられる。
運営的な戦略としては、格安で多くの有望な若手を獲得し、育てあげ、他のクラブに移籍させることで経済的な余裕を生むことである。そうすれば札幌も、欧州で活躍する選手の獲得など、今までになかった選択肢が得られるようになるだろう。
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