
レアル・マドリードはバイエルン・ミュンヘンを今季終了後に退団することが決まっているオーストリア代表DFダビド・アラバの獲得にむけてバルセロナやパリ・サンジェルマン(PSG)と争奪戦を繰り広げる中、同選手の関係者に対して手数料を支払うことで口頭合意に達したようだ。20日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。
ダビド・アラバはこれまでバイエルンで9度のブンデスリーガ制覇、6度にわたるDFBポカール優勝、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献。今季もディフェンス陣で必要不可欠な戦力であり続けている。一方、バイエルンとの現行契約が今年6月に満了を迎える中、両者は昨年から交渉を重ねてきた。しかし、昨年10月にクラブ首脳陣が新契約のオファーを行ったものの、選手サイドが拒否したこともあり、今年2月中旬に今季終了後の退団が公式発表されている。
同選手の去就を巡っては、今年1月にレアル・マドリードが年俸1100万ユーロ(約13億8000万円)による4年契約で獲得を打診したと伝えられていたが、パリ・サンジェルマンが先月に正式に獲得オファーを提示。また、今月に入ってバルセロナも獲得に乗り出したものとみられ、年俸1500万ユーロ(約19億5000万円)という条件を用意しているという噂が飛び交っている。
しかし、『ムンド・デポルティーボ』はレアル・マドリードはダビド・アラバの代理人と父親に対して総額2000万ユーロ(約26億円)を支払うという条件を提示すると、選手サイドもこれを受け入れたと主張している。
ダビド・アラバ本人は退団を発表した際に移籍先が未定であることを明言しているが、複数クラブにより獲得レースはよりし烈なものになることが予想される。
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