明治安田生命J1リーグの柏レイソルは元日本代表FW本田圭佑が昨年まで所属していたボタフォゴFRからブラジル人FWペドロ・ラウルを獲得することがほぼ確実になった。11日、ブラジルメディア『FUTEBOL INTEROR』が伝えている。
ペドロ・ラウルは昨年1月にプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)のヴィトーリアからカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のボタフォゴFRに加入すると、今季リーグ戦25試合に出場して7ゴールをあげていた。しかし、今年1月下旬にブラジル国内外の複数クラブが関心を示しているという報道が駆け巡ると、25日に行われた第32節・フルミネンセ戦以降のリーグ戦ではすべてベンチ外となっている。
同選手の去就を巡っては、柏レイソルが2月はじめにはレンタル料50万ドル(約5200万円)、150万ドル(約1億5700万円)による買い取りオプションが付いた1年レンタルという条件で最初のオファーを提示したものの、ボタフォゴFR側は難色を示していた。
その後、数日前からブラジル国内クラブのコリンチャンスがクラブ間交渉を開始したと伝えられると、周囲では選手サイドがブラジル国内にとどまることを望んでいることから争奪戦でコリンチャンスが優位に立っているという見方が広まっていた。
しかし、『FUTEBOL INTEROR』はペドロ・ラウルを巡る取引でボタフォゴFRが柏レイソルとクラブ間合意に達したと報道。移籍金は200万ドル(約2億1000万円)にのぼり、同選手は柏レイソルと3年契約でサインを交わすものとみられる。
柏レイソルは昨季終了後にJ1リーグ得点王に輝いたケニア代表FWマイケル・オルンガが退団し、同選手の後釜確保が大きな課題となっていたが、身長193cmを誇る大型ストライカーをブラジルから連れてくることになりそうだ。
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