フィオレンティーナからウルバーハンプトン・ワンダーラーズに復帰していたFWパトリック・クトローネは今冬スペイン行きが濃厚となっているようだ。29日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
クトローネは昨年1月にウルバーハンプトンからフィオレンティーナへ買い取り義務が付帯された1年半のレンタルにより加入したものの、昨シーズン後半戦はセリエAで9試合の先発出場とレギュラーをつかむには至らず、今季はリーグ戦で一度も先発メンバーに名を連ねていなかった。また、フィオレンティーナ幹部は昨年12月に本人が先発での出場機会を求めていたことを明かしていたが、2021年6月までとなっていた同選手のレンタル期間を切り上げる形でウォルバーハンプトンへの復帰を公式発表している。
同選手の去就を巡っては、当初、頭蓋骨骨折により戦線離脱中のメキシコ代表FWラウル・ヒメネスの代役としてウルバーハンプトンでプレーする可能性があったが、セリエAで下位に沈んでいるパルマやウディネーゼがレンタルでの獲得を狙っていると伝えられていた。
しかし、ここにきてバレンシアがクトローネの獲得に乗り出すと半年レンタルという条件によりウルバーハンプトンとおおむねクラブ間合意に達しており、細部の条件を調整している段階にあるようだ。なお、クトローネ本人は交渉成立次第、現地に向かいメディカルチェックをへてサインを交わす予定となっている。
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