中国スーパーリーグの上海上港に所属するイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィのローマ復帰が予定よりも遅れるようだ。23日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。
エル・シャーラウィは昨夏、ローマから上海上港に移籍したものの、本人がヨーロッパ復帰を熱望。今年10月にパリ・サンジェルマン(PSG)やローマからの関心が伝えられたものの、交渉は破談。しかし、中国スーパーリーグで来年からサラリーキャップ制が突如として導入されたこともあり、今冬ローマ復帰がほぼ確実となっていた。また、両者は契約期間が2023年夏までの2年半、年俸350万ユーロ(約4億4000万円)で契約を結ぶものとみられていた。
エル・シャーラウィは当初、23日にもメディカルチェックを受けてサインを交わす予定だったが、本人がPCR検査の結果、新型コロナウイルス陽性と診断されたため、メディカルチェックの日程は延期となっている。
なお、ローマはスタッフ2名にも新型コロナウイルスの陽性反応が見られている。先週なかばに行われたコッパ・イタリアベスト16のスペツィア戦における不戦敗やチームマネージャー解任を巡るパウロ・フォンセカ監督とボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコの衝突も含めて、クラブ内部は混乱に陥っているかもしれない。
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