セリエA パルマ

セリエA残留目指しパルマが積極補強!今冬ウルブス復帰のFWクトローネも獲得へ

パトリック・クトローネ(写真右) 写真提供: Gettyimages

 パルマは今冬にフィオレンティーナからウルバーハンプトン・ワンダーラーズに復帰しているFWパトリック・クトローネの獲得を狙っているようだ。19日、イタリアメディア『Sportitalia』が報じている。

 クトローネは2019年夏にミランからウォルバーハンプトンへ完全移籍するものの、プレミアリーグで出場機会を増やすことができず、昨年1月にフィオレンティーナへ買い取り義務が付帯された1年半のレンタルにより加わっていた。それでも昨シーズン後半戦はセリエAで9試合の先発出場とレギュラーをつかむには至らず、今季はリーグ戦で一度も先発メンバーに名を連ねていなかった。

 フィオレンティーナは今月8日、2021年6月までとなっていた同選手のレンタル期間を切り上げる形でウォルバーハンプトンへの復帰を公式発表している。また、ウォルバーハンプトンは前線の主力であるメキシコ代表FWラウル・ヒメネスが昨年11月29日に行われたプレミアリーグ第10節・アーセナル戦で頭蓋骨骨折という大怪我を負ったことによって長期離脱を強いられていることから、ヒメネスの代役をクトローネが担うという見方が広まっていた。

 しかし、現在セリエAで19位と降格圏内に沈んでいるパルマがクトローネを今季終了後までレンタルにより獲得することを検討しているものとみられ、ここにきてクトローネがシーズン後半戦もセリエAの舞台で戦う可能性が浮上しているようだ。

 なお、パルマはミランのイタリア代表DFアンドレア・コンティの獲得を今週中にも公式発表するほか、ユベントスに所属した過去を持ち、現在はアル・ドゥハイルSCでプレーしているモロッコ代表DFメディ・ベナティアの獲得にも近づいている。