日本代表DF長友佑都とDF酒井宏樹が所属するオリンピック・マルセイユのアンドレ・ビラス・ボアス監督はナポリのポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクの獲得に動いていることを認めているようだ。15日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が伝えている。
ミリクの去就を巡っては、今夏にローマへの移籍間近に迫ったが破談に終わっていた。また、現行契約が2021年6月に満了を迎えるためナポリが契約期間の延長を打診したものの選手サイドがこれを拒否したため、今季はすべての公式戦でベンチから外れている。昨年12月中旬にはミリクの代理人とクラブ首脳陣が会談を行った模様。ナポリは1500万ユーロ(約19億円)以上のオファーが届いた場合に限り今冬での移籍を容認する姿勢を崩さない一方、ミリクは来夏に控えるEURO2020に出場するためにも来年1月での退団を強く望んでいるものとみられる。
ミリクの去就を巡っては、今夏にフリーでの獲得を目指すユベントスが同選手の代理人と会談を行っている。また、昨年末にスペイン代表FWジエゴ・コスタの退団を発表したアトレティコ・マドリードがオファーを提示したものの、ナポリの要求額である1500万ユーロ(約19億円)に満たないことから却下されたと伝えられていた。
そしてマルセイユもアトレティコと同様にオファーを却下されているが、依然としてミリク獲得にむけて交渉を継続している模様。アンドレ・ビラス・ボアス監督は16日に控えるニーム・オリンピック戦の前日記者会見においてミリクに関する質問に対して「我々は彼の所属しているクラブと議論を交わしている最中だ」と語っており、獲得の可能性が残っていることを明言した。
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