ユベントスに所属するMFサミ・ケディラは今冬移籍を視野に入れていることを認めたようだ。13日、ドイツ紙『ビルド』がこのドイツ代表へのインタビュー記事を掲載している。
同選手は2015年夏にレアル・マドリードからユベントスに加わると、マッシミリアーノ・アッレグリ監督から中盤に必要不可欠な存在として信頼を寄せられ主力としてセリエAやコッパ・イタリアのタイトル獲得に貢献。ただ、2018/19シーズン以降は筋肉系トラブルや膝の負傷に泣かされ出場機会が減少し、今季にいたっては公式戦でまだ一度もピッチに立っていない。
また、イタリア国内の複数メディアはケディラがUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージの登録メンバーから外れたことにより、新指揮官アンドレア・ピルロの構想から外れているという見方を示しているほか、カルロ・アンチェロッティが指揮を執るエバートンへ移籍する可能性がささやかれている。
周囲が騒がしい中、ケディラは自身の去就について問われると「新たなチャレンジを受け入れるだろうね。良くない時期を過ごしている。もう一度プレーしたいし、毎週3ポイントをかけて戦いたいと思っているよ」
「まだ僕には力強さやエネルギーがたくさん残っているから、2021年の夏を見据えていない。この12月や来年1月にクラブを離れる可能性はあるよ」と出場機会がない現状に対する不満をのぞかせている。
また、レアル・マドリードでともに仕事をしたアンチェロッティ監督と再会する可能性については「彼とは今でもよく電話で連絡をとっているよ。彼は僕の置かれている状況を分かっている。」
「若い選手を多く抱えているクラブの一員になるのはとても楽しいだろう。僕がピッチで彼らにアドバイスを与え、経験をともにすることができるだろうね」と移籍先の候補に入っていることをほのめかすコメントを残した。
なお、ケディラとユベントスの現行契約は2021年夏に満了を迎える。2020年6月に行われたコッパ・イタリア準決勝2ndレグのミラン戦以来、出場機会がない中、プレミアリーグに新天地を求めるのだろうか。
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