ネクストC・ロナウドと期待され、活躍できなかったサッカー選手6選

ボストック

クリスタル・パレスのアカデミーで育てられたイングランド人MFジョン・ボストック。2007年10月に15歳287日でチャンピオンシップ・ワトフォード戦に出場し、クラブの最年少出場記録を更新した。また、同年の11月にはカーディフ・シティ戦で先発出場を果たし、最年少先発出場記録を15歳295日に更新した。

クリスタル・パレスの期待の星はその後、2008年5月にトッテナム・ホットスパーへの移籍を果たした。トッテナムでは複数のイングランドクラブへのレンタル移籍を経験することとなったが、継続的にプレーすることはできなかった。トッテナムが期待したほどのパフォーマンス見せることができなかったため、ボストックは複数の国の2部クラブに移籍することとなるが、格下のリーグでようやく自分のいるべき環境を見つけたようだ。

2014/15年シーズンはOHルーベンの選手としてプロキシマス・リーグ（ベルギー2部）年間MVPとなる。また、似たような活躍を見せたのは2016/17シーズン、リーグ・ドゥ（フランス2部）のランスに所属した時だ。当時も年間MVPとして選ばれることとなった。

現在ではトゥールーズからEFLチャンピオンシップ所属のノッティンガム・フォレストにレンタル移籍を果たしている。

ドス・サントス

バルセロナの下部組織で育てられたメキシコ代表FWジョバニ・ドス・サントスは、レベルの高い技術の持ち主だった。しかし、欧州の複数リーグでプレー経験を持っているもののインパクトを残すことのできたクラブはほとんどないのが現状だ。

ドス・サントスがヨーロッパで最も輝きを見せたのは2013年から2015年にかけて、ビジャレアルに所属した時だった。2013/14シーズン中に31試合に11ゴール8アシストを記録し、彼の活躍によって同クラブは6位でシーズンを終えることができた。

そして、2015年にはアメリカのロサンゼルス・ギャラクシーに渡ることを決意。同クラブで過ごした4年でサポーターに愛されるようなエースとなった。現在は地元であるメキシコに戻り、クラブ・アメリカに所属している。

アスリン

イスラエル出身FWガイ・アスリンもバルセロナの下部組織に育てられた選手である。2007/08年シーズンにバルセロナBに所属した頃にはジョゼップ・グアルディオラ監督の下で22試合に出場し10得点を記録した。

しかし、2008年5月にグアルディオラがトップチームの監督に選ばれた後、アスリンは輝きを失った。トップチームに昇格するようなプレーを見せることができなかっただけではなく、バルセロナBのルイス・エンリケ新監督と信頼関係を築くことができなかったようだ。

出場機会を失ったアスリンはバルセロナを離れ、2008年12月にマンチェスター・シティと2年半の契約を結んだものの、リザーブチームやローン移籍で1年半過ごした後に、同クラブとの契約を解除した。

その後アスリンはスペイン（2部）、イスラエル、カザフスタンなど多くのリーグでプレーしたものの、どこのチームでも活躍することができなかった。2019年9月からはルーマニアのストゥデンツェスク・ヤシに所属している。