
②浮き彫りとなった得点力不足
華麗なパスワークからゴールを量産するあの頃が、より過去の出来事と感じる。あの時代が恋しいと思えるほど、今のアーセナルはゴールが枯渇している。今シーズン10試合消化した時点でたった「10ゴール」と、プレミアリーグ全20クラブの中で4番目に少ないゴール数である。無論、過去5シーズンと比較しても10試合消化して10ゴールは最も少ないゴール数だ。
やはりどうしても、ピエール=エメリク・オーバメヤンにゴールが生まれないのが気になる点だ。今シーズンリーグ戦ではたった「2ゴール」、その内1点はPKだ。オープンプレーからのゴールは開幕戦のフラム戦まで遡らなければならない。今シーズン獲得したDFガブリエウ・ドス・サントス・マガリャンイスと同じゴール数であることからも彼の不調が如実に表れている。アルテタはオーバメヤンの復活へ精を出すのと同時に、彼に依存しない攻撃スキームを思案しなければならない。

2017/18シーズン途中の入団以降、オーバメヤンへのゴール依存は高まる一方だった。「オーバメヤンがなんとかしてくれた」一方で、もし彼に依存できなくなった場合のリスクマネジメントをおろそかにしてしまったことは反省をしなければならない。
③ロンドン勢としての意地を見せたいところだが…
プレミアリーグまでは制覇できなくても、せめてロンドンの中では1番強いことを証明したい。そう強く思うクラブはきっと多いはず。アーセナルもそう思いたいところだが、今シーズンの出来はどうだろうか。
残念ながらロンドンに拠点を置くプレミアリーグ全6クラブ(トッテナム、チェルシー、ウェストハム、アーセナル、クリスタル・パレス、フラム)の中でアーセナルは下から数えたほうが早く、由々しき事態と化している。「ウェストハム以下、クリスタル・パレスと同等」、これが今のアーセナルの実力であり、この状況ではチェルシーやトッテナムには到底足元にも及ばない。
前節行われたチェルシーとトッテナムの直接対決(第10節・11月30日)では、死力を尽くした激しい攻防の末スコアレスドローに至ったが、どの局面も集中力のあるハイレベルな試合内容だった。ロンドンNo.1になるためにはこれ以上のパフォーマンスを出さなければならない。
その足がかりとして、今節迎えるノース・ロンドン・ダービー(第11節・12月7日・アーセナル対トッテナム)をどのように攻略するのか。勝利するにしても今後の戦いに活路を開くような内容の伴った結果が必須だ。アルテタ監督キャリアの中でもキーモーメントになるこの試合に注目が集まる。
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