キエッリーニ
他のケースと比べると、ユベントス所属のイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニのエピソードは最も面白くて不思議だと思う人が多いだろう。
パレルモで行われたユーロ2016予選グループH第2節イタリア代表対アゼルバイジャン代表。同試合は2-1でイタリアが勝利することとなる。この試合でゴールを記録したのは…キエッリーニただ1人だ。
44分にイタリアが先制点。アンドレア・ピルロの左コーナーキック(CK)に対し、ユベントスのDFは打点の高いヘディングでボールをゴールに叩き込む。
しかし、試合は再び振り出しに戻ることとなる。76分にアゼルバイジャン代表はサイドからボールを挙げると、キエッリーニが反応したもののクリアしきれず自陣ゴールにボールを入れてしまう。
そして、後半82分にセバスティアン・ジョビンコが丁寧に上げたクロスに対して、ニアポストの方にフリーとなったキエッリーニは再びヘディングでゴール。天国から地獄。地獄から天国と大忙しな試合となった。彼にとってこの試合は一生忘れられないものとなっただろう。
ルーニー
プレミアリーグ2012/13シーズン第8節。マンチェスター・ユナイテッドはストーク・シティを相手に勝利を収めた。当時レッド・デビルズ(ユナイテッドの愛称)に所属していたイングランド代表FWウェイン・ルーニーにとって同試合は永遠に記憶に残るものとなっただろう。
オウンゴールを献上しストークに先制点を許したにもかかわらず、その後は2得点を挙げ、クラブレベルでの自身通算200得点を記録することとなった。
前半11分に右コーナーフラッグ付近のフリーキック(FK)からオウンゴールを献上したルーニー。しかし、27分にはファン・ペルシーからのパスをもらい同点弾を記録した他に、63分にCKから生まれたこぼれ球をゴールに押し込んだ。
試合の最終結果はユナイテッドが4-2で勝利を収め、残りの得点を挙げたのはファン・ペルシー(ユナイテッド)、ダニー・ウェルベック(ユナイテッド)、そしてストークのマイケル・カイトリーだ。
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