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現代サッカーで活躍を続ける現役イタリア人監督4選!

マウリツィオ・サッリ 写真提供: Gettyimages

サッリ

主な監督歴:ナポリ、チェルシー、ユベントス

今シーズン、ユベントスの監督に招へいされたマウリツィオ・サッリ監督。彼の実力で這い上がってきたともいえる経歴はあまりにも有名だろう。現役時代はイタリアのアマチュアリーグでプレーし、引退後は銀行に就職している。

31歳の時、銀行員として働きながらも9部リーグを戦うクラブで監督としてのキャリアを開始。率いたクラブを毎年のように昇格させるなどしてイタリアサッカー界で注目を集めるようになった。

そして40歳にして銀行員を辞め、サッカー監督としてのキャリアに専念。すると2年後には率いていたアマチュアチームをプロリーグであるセリエC2(4部)へと昇格させ、監督としてのキャリア12年目でプロカテゴリーを指揮することとなった。2005年にはパリ・サンジェルマンのイタリア代表MFマルコ・ベッラッティらを輩出してきたセリエBのペスカーラで監督を務めることに。

ただ、2012年にセリエBエンポリの監督に就任するまでの7年間はセリエBとセリエCのクラブを行き来するようになり、思うようなステップアップを果たすことができなかった。一度監督としての停滞期を味わったサッリ監督だったが、エンポリでのファーストシーズンではアルバニア代表DFエルセイド・ヒサイの才能を18歳にして開花させるなど、チームを昇格プレーオフまで導く活躍を見せた。

また、2シーズン目には現ユベントスのイタリア代表DFダニエレ・ルガーニやナポリのポルトガル代表DFマリオ・ルイなどといった若手選手を積極的に起用し、2位でシーズンをフィニッシュ。セリエA昇格を果たしている。

2015年にはついにナポリの監督に就任。チェルシーへと移籍するまでの3シーズンでイタリア代表MFジョルジーニョを中心としたフットボールを展開し、「世界一美しいサッカー」として賞賛を集めた。

2018年にはキャリア史上初の海外クラブ、チェルシーの監督に就任。プレミアリーグで圧倒的な記録を残したマンチェスター・シティとリバプールに続き、3位でプレミアリーグをフィニッシュ。またヨーロッパリーグを制覇したにもかかわらず、サッリボールはプレミアではあまり評価されず、1シーズンでチェルシーの監督を退任している。

サッリ監督の特徴といえば「サッリボール」といわれるパスサッカーだろう。少ないタッチ数のショートパスを多用し、相手DFのマークをずらし続けるサッカーは、アンカーを務めるイタリア代表MFジョルジーニョを中心に展開された。アンカーにマエストロといわれるパサータイプの選手を配置するのはセリエAでよくみられる1つの特徴ではあるが、チェルシーのサポーターにははあまり好まれなかったようだ。

2022年までの3年契約でユベントス監督に就任したサッリ監督。この3年間で「サッリボール」をユベントスに落とし込むことができるのだろうか。今後も注目が集まることになるだろう。

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