カリム・ベンゼマ
2018年ロシアワールドカップ決勝戦。フランスは見事にクロアチアを破り、世界の最も重要なタイトルを手に入れた。しかし、レアル・マドリードFWのカリム・ベンゼマはその喜びを味わうことができなかった。
特に目立つような事件が起きなくとも、ベンゼマとディディエ・デシャン監督の関係は昔から悪かった。デシャンはベンゼマがどんなにいい活躍をしても彼を招集メンバーに選ばなかった。そしてベンゼマはデシャンが代表監督である限りフランスのユニフォームを背負いたくないと発言した。
しかし、監督が変わってもベンゼマは代表メンバーに選ばれないだろう。彼は2015年11月に性行為を映した映像を利用し、同じフランス代表のマテュー・ヴァルブエナを恐喝した容疑でフランス警察当局に逮捕されたのだ。それによって彼はフランスを代表するに値しない選手とみなされてしまった。
マリオ・バロテッリ
イタリア代表監督ロベルト・マンチーニは唯一マリオ・バロテッリを信頼した監督である。彼はバロテッリのことこう語った。「マリオはプロ選手だ。ピッチの外で問題を起こすことはあるが、ピッチで活躍を見せたら彼を選ばない理由がない」
バロテッリは自分のキャリアの中で多くの問題を起こし(参照:バロテッリの複数の人格とJリーグならフィットする理由)、それによってリバプール、ミラン、マンチェスター・シティなどのクラブを退団してきたのだ。イタリア代表でもマンチーニの前に監督を務めていたジャンピエロ・ベントゥーラとアントニオ・コンテは彼の実力を認めても彼をメンバーに選ぶ機会は少なかった。
ただ、最近はマンチーニも彼に絶望している。ユーロ2020が延期になる前にバロテッリを代表メンバーに選ばないことを決め、その選択をこう説明した。「マリオは性格的にも技術的にも戦術的にも全く成長していない。彼は8月に30歳になるが、まだ若い頃から溢れている才能だけで生きようとしている。多くのサッカー関係者が彼にチャンスを与えたが、マリオは誰との約束も守っていない」
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