
今冬の移籍市場で元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチを獲得し、順位を6位にまで上げたミラン。前半戦の迷走ぶりが嘘かのように、勝負強さを見せ勝ち点を積み重ねている。
イブラヒモビッチの獲得が勝ち点に繋がっているというのは間違いないだろう。ただ、昨夏の移籍市場で獲得した選手たちが、自らの仕事を全うしている点もミランを上位へ押し上げた要因であるのも間違いないだろう。
今回は、ミランが昨夏の移籍市場で獲得し、輝きを放っている3人の選手をご紹介する。

イスマエル・ベナセル
ティエムエ・バカヨコを失ったミランが、新たなアンカーとして獲得したのがベナセルだ。アフリカネイションズカップ2019でMVPに輝いた22歳の実力派は、ステファノ・ピオリ体制下で確固たる地位を築いている。
ベナセルのプレーは、現在アーセナルでプレーするルーカス・トレイラを彷彿とさせる。気の利くポジショニング、レンジは短いが精度の高いパス、運動量、アンカーに必要な能力をバランスよく兼ね備えている。また、トレイラ同様にボールを運ぶ能力も有している。
4-4-2と新たなシステムとなったミランの中でも、存在感抜群のベナセル。今後もミランにとって欠かせない選手となるだろう。

アンテ・レビッチ
昨夏の移籍市場でアイントラハト・フランクフルトからミランに加入したレビッチ。イブラヒモビッチが加入するまでは期待外れと思われていた同選手だが、ここ数試合で輝きを取り戻そうとしている。
19日に行われたウディネーゼ戦で、途中出場から2ゴールを記録したレビッチ。昨日行われたブレシア戦でも値千金の決勝ゴールを記録した。77分間で3ゴールを挙げてており、ミランの新たな切り札として注目の的になっている。
フランクフルト時代から評価されてきた推進力、両足で蹴れる技術、守備面での貢献度がミランでも見え始めているレビッチ。スタメンに名前を連ねる日も近いだろう。

テオ・エルナンデス
ミランが昨夏の移籍市場で獲得した選手の中で、最もファンを喜ばせているのがテオだと言っていいだろう。抜群の攻撃能力を存分に見せつけ、リーグ戦17試合で5ゴール、2アシストとサイドバック離れした成績を残している。
移籍金2000万ユーロ(約24億1000万円)でテオを獲得したミラン。市場価値はすでに(移籍金の)倍以上と言われている。かなりお買い得な買い物だったと言えるだろう。
守備面で不安な点はもちろんあるが、それを補って余りある攻撃力を見せつけているテオ。今シーズン終了時に、どれだけのゴールを生み出しているだろうか。
その他にも…
輝いているとまでは言い切れないが、イブラヒモビッチとペアを組み、新たなステージに上がろうとしているラファエル・レオン。安価に獲得し、最低限のパフォーマンスを見せているラデ・クルニッチなど、移籍市場で的確と言っていい補強をしているミラン。
今冬の移籍市場では、イブラヒモビッチに加えてシモン・ケアーを獲得しているが、ケアーもマテオ・ムサッキオの穴をしっかりと埋めている。
若手主体で戦うという方針を定め戦ってきた現体制のミラン。イブラヒモビッチという安定した土台を手に入れたことで、その方針が正しい道へとクラブを導いているのかもしれない。
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