冬の移籍市場の終了まで10日を切った欧州サッカー界。日本代表FW南野拓実のリバプール移籍や、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチのミラン復帰など、サポーターを驚かせる移籍が今冬も続々生まれている。
ただ、冬の移籍期間の終わりが近づくとともに、焦りが生まれている選手もいるだろう。シーズン前半戦を戦い、自身の居場所がないと感じている選手は少なくないはずだ。今回は、今冬の移籍市場で移籍を必要としている選手たちをご紹介する。
スソ
クラブ:ミラン
イブラヒモビッチの加入により、チーム内での立場が厳しいものになっているスソ。サム・カスティジェホが素晴らしいパフォーマンスを見せているため、4-4-2(4-2-4)で戦うチームの中で居場所を失っている。
そんなスソだが、現在代理人がいない状態が続いている。レンタルでの移籍にせよ、完全移籍にせよ、代理人と契約を結ぶことを急いだほうが良いだろう。また、同選手には複数クラブからの関心が伝えられているが、ミランが納得するだけの移籍金を提示するクラブはないと報じられている。
クシシュトフ・ピョンテク
クラブ:ミラン
スソ同様に、イブラヒモビッチの加入により居場所を失ったのがピョンテクだ。昨シーズンの輝きが嘘かのように、今シーズンは苦しい戦いを続けている選手だ。
そんなピョンテクの獲得に動いているとされるのがマンチェスター・ユナイテッドだ。エースのマーカス・ラッシュフォードが負傷離脱し、計算できるFWはアントニー・マルシャルだけとなっている。メイソン・グリーンウッドにも期待したいが、まだ18歳の選手に過度な期待は禁物だ。
果たして、ピョンテクは冬の移籍期間の間に、新たな活躍の場を見つけることができるだろうか。
ビクター・ワニアマ
クラブ:トッテナム・ホットスパー
タンギ・エンドンベレの加入と、ハリー・ウィンクスの台頭により出場機会を大きく減らしているワニアマ。今シーズン先発出場を果たした試合はわずかに1試合のみとなっている。
2016/2017シーズンなど、スパーズの中盤にとって欠かせない選手となったワニアマだが、負傷に苦しめられることも多かった。
セルティック復帰が噂されているワニアマ。ただ、スパーズにケガ人が続出していることが、移籍を妨げる障害となるかもしれない。
ハメス・ロドリゲス
クラブ:レアル・マドリード
昨シーズンまでレンタル先のバイエルン・ミュンヘンで活躍を見せていたハメス。しかしながら、バイエルンは同選手を完全移籍で獲得する選択を取らなかった。
今シーズンからサンティアゴ・ベルナベウに戻ってきたハメスだが、わずか7試合の出場(先発は4試合)にとどまっている。
現在、ハメスに移籍の兆候は見られていない。しかし、恩師であるエバートンのカルロ・アンチェロッティは同選手との再会を望んでいると報じられている。かつてハメスの才能を活かした名将が、苦しむ同選手のキャリアを再スタートさせてくれるかもしれない。
イバン・ラキティッチ
クラブ:バルセロナ
昨シーズンまでのバルセロナにとって、リオネル・メッシと同じくらい欠かせない選手だったラキティッチ。中盤の底でもインサイドハーフでも高いレベルでプレーできる同選手の存在は貴重だった。
しかし、フレンキー・デ・ヨングの加入により出場機会が激減。「僕からボールを奪った」とクラブへの恨み節まで飛び出す事態に。
昨夏の移籍市場では残留を決断したラキティッチ。果たして、今冬の移籍市場で新天地を見つけることができるだろうか。
エムレ・ジャン
クラブ:ユベントス
2018年にリバプールを退団し、フリーでユベントスに加入したジャン。特に今シーズンはライバル選手が多く加入したこともあり、チャンピオンズリーグ(CL)のスカッドから漏れる事態に。同選手のも不満を隠すことはなかった。
シーズン前半戦から移籍の噂が報じられ続けているジャン。しかし、ここまで移籍が実現することはなかった。マウリツィオ・サッリ監督を説得するよりも、移籍を選んだほうが話は早いはずだ。
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