日本代表FW南野拓実の獲得を発表したリバプール。1月1日からチームに合流し、現地時間同月5日に行われるエバートン戦でデビューするのではないかと噂されている。
リバプール史上初の日本人選手誕生ということもあり、日本国内でも大きな注目を集めている南野。今回は『90min』が特集した、リバプールサポーターが南野について知っておくべき9つのことをご紹介する。
得点力もある
ユルゲン・クロップ監督が「他選手のために最善を尽くせる」と評価したように、アシストなど他選手へのサポートが目立つ南野。しかし、同選手は確かな得点力も有している。今シーズンはリーグ戦14試合に出場し、5ゴールを自身の力で生み出している。
香川と同じルーツ
かつて、ボルシア・ドルトムントを率いるクロップ監督の下で、鮮烈な輝きを放った日本代表MF香川真司。南野は同選手と近いキャリアを送っている。
プロデビューを果たしたクラブはともにセレッソ大阪。南野は同クラブで85試合に出場し、C大阪がJリーグで4位に輝いた年もしっかりと貢献した。
日本代表でも飛躍
南野は2015年に20歳の若さで日本代表デビューを果たした。ただ、南野の獲得を望んでいたリバプールサポーターの多くは、昨年に行われたロシアワールドカップに同選手が招聘されなかったことに失望しただろう。
ただ、ザルツブルクで素晴らしいパフォーマンスを見せている南野を日本代表も無視できなくなった。2回目の日本代表招集と3回目日本代表招集の間に3年の間が空いた南野だが、2018年9月ころから代表でも安定した地位を得ている。
以降、南野は日本代表におけるスター選手の1人だ。アジアカップでは1試合を除いてすべての試合に出場し、異なる5つの国際大会で6得点を記録している。
クロップ的な選手
今シーズンのチャンピオンズリーグでザルツブルクと対戦したリバプール。南野はアンフィールドで際立ったパフォーマンスを披露した。
英紙『タイムズ』が南野のプレーを見るクロップ監督を「興奮している」と表現した。選手として成長を続ける南野に魅力を感じ、クラブ内で成長させる価値のある選手とみなしたのだろう。
リバプールのいくつかの選手は、南野の技術的な能力と献身性に感銘を受けたと話している。この要素はクロップ的な選手に欠かせないものだ。
CL出場可能!
チャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)には「カップタイド」というルールが存在した。リバプールから冬の移籍市場でバルセロナに移籍したコウチーニョは、このルールによりバルセロナでの1シーズン目にチャンピオンズリーグに出場することができなかった。
しかし、現在このルールはUEFA(欧州サッカー連盟)が主催する大会、すなわちCLとELには適用されなくなった。南が決勝トーナメントでプレーする姿を見れるかもしれない。
転売で儲けることも可能
リバプールが700万ポンドほどで獲得した南野だが、同選手の市場価値は2000万ユーロを超えているとされている。
もちろん、リバプールで活躍し、選手としてさらに成長していくことがクラブにとっても選手にとっても最善の道だろう。しかし、何かしらの理由で数年以内に退団することになっても、リバプールが金銭的に損をすることはないだろう。利益を得る可能性も十分にある。
多彩
ザルツブルクでの南野は、基本的に2トップと中盤の間にポジションをとって、2人のストライカーをサポートする形でプレーする。しかし、同選手は多くの選択肢を持った選手だ。
サイドでのプレーも可能な南野は、流動性の高いリバプールの攻撃陣を支えるバックアッパーとなるだろう。どのポジションの選手が欠けても、南野であればそれをカバーできる可能性が高い。
ケイタとは顔なじみ
南野はサディオ・マネと入れ替わるようなタイミングでザルツブルクに加入したが、ナビ・ケイタとは18カ月間にわたってともにプレーしている。
南野とケイタは2人併せて27ゴール、13アシストを記録している。しかしながら、互いのゴールをアシストすることは1度もなかった。
背番号18は大事な数字
南野が背負うことになった背番号「18」は、リバプールにとって決して軽視できない番号だ。
過去には若い日のマイケル・オーウェン、ヨン・アルネ・リーセ、ディルク・カイトといった選手たちがこの背番号を背負っていた。
南野は偉大な先輩たちに負けない活躍を見せることができるだろうか。
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