
ヴィッセル神戸の元スペイン代表FW、ダビド・ビジャが13日に今季限りでの現役引退を発表した。同選手は最も影響を受けた監督について語っている。14日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
現在リーガ2部のスポルティング・ヒホンで2000-01シーズンにデビューしたビジャはバレンシアやバルセロナなどスペインの5クラブでプレー。その後、2014年からアメリカのニューヨークシティで2018年までプレーし、2019年にJ1のヴィッセル神戸に電撃移籍した。同選手が最も影響を受けた監督は、2004年から2008年までスペイン代表監督を務めたルイス・アラゴネス氏だという。
アラゴネス氏は2005年2月に行われたドイツワールドカップの予選で初めてビジャをスペイン代表に召集した監督である。ビジャは「すべてのコーチが僕のキャリアに影響を与えた。ただ、アラゴネスが最も多くを与えてくれたんだ」と語っている。
ビジャは「僕のキャリアの中で最も幸せな瞬間は、間違いなくワールドカップ決勝だった」と付け加え、神戸での同僚アンドレス・イニエスタらと共に優勝を飾った2010年のワールドカップを振り返っている。
引退の決断は簡単なものかと尋ねられると「多くのことを考えた。僕は常にスポルティング・ヒホンに戻るという考えを念頭に置いていた。しかし、スペインを離れたとき、ヨーロッパで二度とプレーしないことは分かっていたんだ」と古巣への思いを口にした。
今季のJリーグは12月7日に閉幕するが、天皇杯で勝ち残っているヴィッセル神戸は準決勝が12月21日に行われる。決勝に勝ち進むことができれば1月1日、新国立競技場でビジャの現役生活最後の瞬間を見ることができるだろう。
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