イングランド代表に初選出されたアストン・ビラのDFタイロン・ミングスがホームレス生活を経験していたことを明かした。4日、英紙『テレグラフ』が伝えている。
今年で26歳になったミングスはセンターバックや左サイドバックをこなす192cmの長身DF。今年の冬にボーンマスからアストン・ビラにレンタルで加入すると公式戦25試合に出場し、チームの昇格に貢献。今夏、同クラブに完全移籍を果たした。
そんなミングスだが幼少期の頃、ホームレスのシェルターに母親と3姉妹とともに暮らしていた時期があったようだ。本人が当時の状況について以下のように語っている。
タイロン・ミングス
「子供の頃、母は婚約者とあまり良くない関係にいた。僕たちはその男と住んでいたが、いきなりその家を出ることになった。
どこにも行くところがない私たちはホームレスのシェルターに1年ほど暮らすことになったよ。
僕はその当時のことを鮮明に覚えている。それは恐ろしい場所で、共同の洗濯エリアやシャワールームもひどいものだったよ。そこで暮らしていた人はみんな優しかったわけじゃないしね。その頃小学生だった私には最悪の経験だった」
そんなミングスだが、8歳の時にはサウサンプトンの下部組織でプレーしていた。しかし、15歳の時にサウサンプトンとの契約を解除することに。一度はサッカーを辞めることも考えたそうだ。
しかし、レスター・シティの元イングランド代表FWジェイミー・バーディと同じくアマチュアリーグ(ノンリーグ)経験し、プレミアリーグまで上り詰め、イングランド代表に呼ばれる選手にまで成長を遂げた。
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