プレミアリーグにおける移籍マーケットが先程終了し、2019/2020シーズン開幕がすぐそこまで来ている。開幕までにマーケットが終了するプレミアリーグでは今シーズンも数多くのド派手な補強合戦が繰り広げられた。今回はすべての補強が終了した時点での「今シーズンのプレミアリーグにおける期待選手」をご紹介したい。
イスマイラ・サール(レンヌ→ワトフォード)
プレミアリーグに新たなセネガル人がやってきた。
21歳とまだまだ成長曲線が見込める若手選手だが、昨シーズン所属したレンヌでは主力メンバーとしてリーグ戦8ゴール6アシストを記録。また1970/1971シーズン以来となるクープ・ドゥ・フランス制覇にも貢献し、今回鳴り物入りでのプレミアリーグ挑戦となった。
チャンスとなればドリブルをとにかく仕掛けるのが持ち味で、その「積極性」が買われてワトフォード加入に漕ぎ着けた。身体能力もさることながら1タッチで相手を抜き去る独特の間合いを持っており、ワトフォードの新たな攻撃オプションに注目が集まることは必至だ。
レンヌでは主に右サイドハーフでの起用されていたが、4-2-2-2がベースとなるワトフォードでは、ロベルト・ペレイラと2列目を組み、最前線へ顔を出すスタイルが予想される。
ダビド・ルイス(チェルシー→アーセナル)
ダビド・ルイスのアーセナル加入は、長年問題視されていた「ディフェンスライン」に光明を差し込むことになるかもしれない。
何より同じロンドンに拠点を構えるチェルシーで6シーズン半プレーしたというプレミアリーグで経験値が明らかに豊富な点がメリットであると考える。更にはアントニオ・コンテ時代には3バック、マウリツィオ・サッリ時代には4バックと経験したこともあり、3バックと4バックを使いこなすウナイ・エメリにとっても好都合。
攻撃面でも昨シーズンはダビド・ルイスからのロングボールがエデン・アザールやペドロ・ロドリゲスに幾度となく渡り攻撃のチャンスを作るなど、アーセナルの攻撃の機運を高めることになるだろう。
過去2シーズン連続51失点と中堅チームと同等のクオリティのアーセナルを救い、4シーズンぶりのトップ4入りを果たすことができるだろうか。
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