6月7日に移籍金1億ユーロ(約130億円)+2000万ユーロ(約26億円)のボーナス(推定)でアザールの獲得を発表したレアル・マドリード。昨シーズンのふがいない成績を改善するための、大きな補強となった。
しかし、現行のフィナンシャル・フェア・プレーの規則では、支出が収入を上回ることは許されていない。ただ、マドリードはすでに4人の選手を売却し、アザール獲得費用の補填を成功させている。今回はマドリードが放出した4人の選手をご紹介する。
マテオ・コバチッチ
クラブ:チェルシー
チェルシーが4500万ユーロ(約55億円)という大金を支払ってでもコバチッチを獲得する必要があったのは、補強筋処分による影響が大きいだろう。これはマドリードにとっては願ってもない話だ。
ティボー・クルトワのマドリード移籍の契約の一環としてチェルシーに加入したコバチッチだが、来シーズン以降は馬車馬の働きが求められるだろう。
マルコス・ジョレンテ
クラブ:アトレティコ・マドリード
マドリード下部組織出身のジョレンテは、ライバルであるアトレティコへの移籍を果たした。移籍金は3000万ユーロ(約36億5000万円)+500万ユーロ(約6億円)のアドオン(推定)と言われている。
父であるフランシスコ・ジョレンテもマドリードとアトレティコの両クラブでプレーした名選手。父親と同じ道を歩もうとしている。
ラウール・デ・トマス
クラブ:ベンフィカ
マドリード下部組織出身のラウールは5年契約でベンフィカへの移籍を果たした。2000万ユーロ(約24億円)の移籍金(推定)が発生したといわれている。
トップチーム昇格後、マドリードでの出場機会はないが、レンタル先では結果を残してきた。ラーヨ・バジェカーノでは2シーズンで38ゴールの活躍だ。ベンフィカで世界的選手の仲間入りを果たせるだろうか。
テオ・エルナンデス
クラブ:ミラン
アトレティコ下部祖機出身ながら、マドリードへ移籍したエルナンデス。ただ、マルセロからポジションを奪うことは難しく、デポルティーボ・アラベスとレアル・ソシエダでレンタル選手としてプレーした。
そのエルナンデス獲得に動いたのがミランだ。左サイドバック放出の噂があり、若く将来性のあるエルナンデスの獲得に踏み切ったのだろう。2000万ユーロ(約24億円)の移籍金(推定)が支払われたとされており、これでマドリードはアザール獲得分の資金を回収しきっている。
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