
スケジューリングは常に大惨事
インドネシアサッカーには本当にたくさんの問題がある。基礎構造はもちろん、審判や選手のプロ意識の欠如、サポーターによる破壊行為。しかし本記事に基づいた何年にも渡る最大の問題はスケジューリングだ。2019年は本当にひどい年だった。いくつかの市での総督選挙から4月の立法議長選挙などで多くの政治的議題もあり、それ故にセキュリティも問題となってきた。
一方、インドネシアサッカー協会(PSSI)は、7年間中断となっていた国内カップを再開させたいと考えてきた。ピアラ・インドネシアの最後のチャンピオンはプルシボ・ボジョネゴロ(2012)だ。悲劇的な時代を振り返ると、インドネシアサッカーは二重性をFIFAに禁止され、本大会を眠らせることとなった。そして昨年、ようやく再開となったのである。
しかしPSSIは、フォーマットに対処できていない。プレシーズン大会が国内カップよりも優先される事態とさえなっている。ペルセバヤとマドゥラの準々決勝2ndレグでの勝者は、どうやって3日以内で準決勝の準備をできるというのか。
スケジューリングには不満の声多数
このカップ戦だけでなくトップリーグでも同様の悲惨なスケジューリングがあり、バリ・ユナイテッドのブラジル人監督ステファノ・クグラから批判を受けた。自分のチームが3日おきにアウェイゲーム4試合をする設定は信じられないと。彼らは22日にバリでPSISと対戦し、26日にバントゥールでカルテング・プトラと対戦し、30日にランプンに飛んでバダック・ランプンと対戦し、7月14日にカリマンタン島に戻ってバリト・プテラと対戦し、18日にジャワに戻ってペルセラ・ラモンガンと対戦する!
「選手たちにとって良くないスケジュールです。3日ごとにプレーしなければならいのは理想的ではありません。飛行機移動は1日要します。2日で準備し、そのうち1日は回復に必要です」
同監督だけなく、マネージャーも選手も同じように心配している。アウェイに同行してチームを応援するため、宿泊費をどのように節約するか話し合っているサポーターにとっても同じことだろう。
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