今シーズン限りでのパリ・サンジェルマン(PSG)を退団するアドリアン・ラビオ。有力な移籍先とみられていたバルセロナへの移籍が破談となり、現在はユベントスとマンチェスター・ユナイテッドが移籍先の有力な候補とされている。実はユベントスは、フリーで優秀な選手を獲得するのが上手なクラブだ。ここ10年では2010年と2017年を除いて、各年にスター選手をフリーで獲得している。今回は、そんなユベントスがここ10年間でフリーで獲得してきた選手たちをご紹介する。
2009年:カンナバーロ
2004年にユベントスに加入し、本来のパフォーマンスを取り戻したファビオ・カンナバーロ。しかし、2006年のカルチョ・スキャンダルにより、レアル・マドリードへ移籍している。ただ、マドリードでは思ったような活躍ができずに契約を満了。2009年夏に古巣ユベントスへフリーで移籍している。マドリード時代のこともあり、サポーターからの期待度は低かったが、公式戦27試合に出場している。
2011年:ピルロ
2001年にミランに加入し、10シーズンに渡って中心選手として活躍したアンドレア・ピルロ。しかし、2011年に契約を満了するとユベントスへフリーで移籍した。その後はアルトゥーロ・ビダル、クラウディオ・マルキジオの運動量を活かしたユベントス版ピルロシステムの中心として、チームの9年ぶりとなるスクデット奪回に大きく貢献した。
2012年:ポグバ
2012年にマンチェスター・ユナイテッドから出場機会を求めてユベントスへと移籍したポグバ。2012/2013シーズンは27試合に出場し5ゴールの活躍。ユベントス連覇に貢献し、その名を世界に轟かせた。マルキジオの負傷もあり、以降もスタメンに定着したポグバは、その能力を存分に発揮。2015/2016シーズンからは往年の名選手が背負った10番をつけることとなった。その後古巣であるユナイテッドに復帰。移籍金は当時の史上最高額となる1億500万ユーロ(約128億円)。ユベントスは莫大な利益を上げた。
2013年:ジョレンテ
2005年から2013年まで、アスレティック・ビルバオの中心選手としてヵ着したフェルナンド・ジョレンテ。ただ、アリツ・アドゥリスにポジションを奪われる形で退団。2013年夏の移籍市場で、フリーでユベントスに加入した。加入直後は低調なパフォーマンスを見せていたが、数か月たつと復調。1年目から16ゴールを挙げ、リーグ制覇に大きく貢献した。ただ、2シーズン目はアルバロ・モラタの台頭などもあり、出場機会が減少。要所で決定的な仕事を見せたが、2015年にセビージャへ移籍している。
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