プレミアリーグ マンチェスター・シティ

歴代DF移籍金最高額更新も…コンパニの後釜候補6選手

 マンチェスター・シティは先週末に最古参であったベルギー代表DFバンサン・コンパニの今夏退団を公式発表。同選手は古巣アンデルレヒトで選手兼監督として復帰することも発表されている。今回はコンパニの後釜としてシティが獲得に動く可能性のある選手を紹介する。


1、マタイス・デ・リフト

・所属クラブ:アヤックス

・年齢:19

・国籍:オランダ

 デ・リフトは19歳にしてアヤックスとオランダ代表で主将を務めるなど、将来欧州トップレベルのディフェンスリーダーとして周囲から期待を寄せられている。今季はアヤックスでリーグ優勝に貢献したほか、チャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージでバイエルン・ミュンヘン相手に互角の戦いを演じると、決勝トーナメントではレアル・マドリードやユベントスを下している。バルセロナやシティをはじめ複数クラブが興味を示しているが、ミノ・ライオラ氏に代理人活動停止処分を下されたことが影響を与えるかもしれない。


2、カリドゥ・クリバリ

・所属クラブ:ナポリ

・年齢:27

・国籍:セネガル、フランス

 守備面での相手FWに屈しないフィジカルのみならずビルドアップ能力など多岐にわたり高いレベルを維持しているクリバリは以前からバルセロナをはじめビッグクラブが興味を示していたものの、昨年9月に2023年夏までの契約延長を行っている。ただセンターバックの補強が急務になっているユナイテッドが獲得を狙っているという報道が飛び交うなど、国外クラブからの興味が絶えない状況となっている。


3、トビー・アルデルベイレルト

・所属クラブ:トッテナム・ホットスパー

・年齢:30

・国籍:ベルギー

 今季チャンピオンズリーグ(CL)での大躍進の原動力となっているアルデルベイレルトは、トッテナムが昨冬に1年間の契約延長オプションを行使している。ただこの契約には2500万ポンド(約36億円)による契約解除条項が盛り込まれており、他選手よりも獲得が容易であるという見方が広まっている。現時点ではシティが獲得に動いているという情報はないものの、他候補の動向次第では興味を示すかもしれない。


4、サミュエル・ウンティティ

・所属クラブ:バルセロナ

・年齢:25

・国籍:フランス、カメルーン

 ウンティティは昨夏にバルセロナと2023年夏までの契約延長にサインすると、ワールドカップ・ロシア大会でフランス代表の優勝に大きく貢献していた。しかし昨年9月末に膝を負傷し約5カ月に及ぶ長期離脱を強いられると、復帰後には昨夏に加入したDFクレマン・ラングレにポジションを奪われ厳しい状況に立たされていた。バルセロナは新戦力獲得に向けて資金捻出を行うべく、ブラジル代表FWフィリペ・コウチーニョやウンティティなど約10選手を放出候補に入れていると伝えられる。またウンティティの去就はアヤックスのDFマタイス・デ・リフトの行方に左右されるという見方もあるようだ。


5、ラファエル・バラン

・所属クラブ:レアル・マドリード

・年齢:26

・国籍:フランス

 昨季までのチャンピオンズリーグ(CL)3連覇やワールドカップ・ロシア大会をはじめ数多くのタイトルを獲得してきたラファエル・バランは、自身のキャリアにおいて新たな挑戦をすべく今夏退団を検討しているという報道が飛び交っていた。ただ3月中旬にジネディーヌ・ジダン氏が再び指揮官に就任したことにより、今夏もマドリードに留まるという見方が広まっている。


6、ハリー・マグワイア

・所属クラブ:レスター・シティ

・年齢:26

・国籍:イングランド

 シティはコンパニの後釜として国内クラブを対象にする場合はレスターのマグワイアをトップターゲットに掲げていると伝えられている。同選手は昨夏のワールドカップ・ロシア大会でイングランド代表のベスト4入りに貢献しているほか、プレミアリーグを代表するセンターバックとして高い評価を得ている。ただ昨年9月に契約延長を行っていることもあり、DFにおける移籍金の歴代最高額を更新する可能性があるようだ。