セリエA アタランタ

快進撃続くアタランタ、セリエA得点数で69年ぶりの新記録。今節勝利でクラブ史上初CL出場権獲得に前進!

来季CL出場圏内の4位に浮上したアタランタ 写真:atalanta.it

 アタランタは現地時間29日に行われたセリエ第34節・ウディネーゼ戦を終えてセリエAでのチーム得点数で69年ぶりにクラブ記録を塗り替えているようだ。

 ここ2シーズンに渡り上リーグ上位に食い込み、かつヨーロッパリーグ(EL)でのエバートンやボルシア・ドルトムントと互角の戦いを演じていたアタランタは今季序盤こそ黒星が先行し一時は2桁順位となっていた。

 しかし年明け以降は公式戦わずか2敗と快進撃を続けているほか、コッパ・イタリアでは準々決勝で3ゴールを奪いユベントスを敗退に追い込んでいる。

 またフィオレンティーナと対峙した準決勝では1stレグで撃ち合いの中3-3のドローで終えると、先週なかばにホームで迎えた2ndレグでは前半開始早々に先制ゴールを許すものの、2ゴールを奪って逆転勝利を飾っており、決勝進出を果たしている。

 そして29日に迎えたウディネーゼ戦では後半途中まで拮抗する展開となったものの、82分にMFマルテン・デ・ローンがネットを揺らすと、その3分後にも追加点をあげ、2-0と勝利を飾った。

 これにより、アタランタは4試合を残して勝ち点59の4位に浮上しており、クラブ史上初となる来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が現実味を帯びている。

 これに加え、今季のリーグ戦における得点数が68となっており、これは1949/50シーズンに記録した66得点を上回る新記録となっているようだ。

 FWアレハンドロ・パプ・ゴメスやスロベニア代表FWヨシップ・イリチッチ、コロンビア代表FWドゥバン・サパタと強力な攻撃陣を擁するアタランタであるが、ファンは来季CL出場を強く望んでいることだろう。残り4試合の中ではユベントスとの一戦も残っているが、果たしてシーズン終了後に4位以内に入っているだろうか。