リバプールのユルゲン・クロップ監督はナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェへの関心を否定しているようだ。現地時間25日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。
下部組織時代からナポリ一筋のキャリアを歩んできたインシーニェは、今年1月に退団したスロバキア代表MFマレク・ハムシクとともに、クラブを象徴する存在としてファンから多大な愛情を受けてきた存在である。
ただ同選手は昨年に代理人をマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバやミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマを顧客に持つミノ・ライオラ氏に変更したことに伴い、周囲で去就の話題が持ち上がっている。
またインシーニェは昨夏に就任したカルロ・アンチェロッティ監督のもとでの起用法に納得しないこともあり、先週なかばに行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグ・アーセナル戦では60分での交代に不満をあらわにしていた。
その中、アトレティコ・マドリードがインシーニェ獲得へ移籍金5000万ユーロ(約63億円)でオファーを提示したものの、ナポリがこれを拒否した模様。
ただイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えるところによると、ナポリ首脳陣は同選手を今季終了後に手放す決断を下したものとみられ、複数クラブが争奪戦を繰り広げる中、リバプールがその獲得レースの先頭に立っている模様。
しかしリバプールのユルゲン・クロップ監督は記者会見においてインシーニェの去就の話題に触れると「彼は非常に優れた選手だ。ただ彼はナポリとの契約を残しているし、我々は獲得に向かうことはない」と否定するコメントを残した。
インシーニェの周囲が騒がしくなる中、リバプールは争奪戦に加わっていないことを明言しているが、今後も同選手の去就の行方に注目が集まる。
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