ラ・リーガ レアル・マドリード

レアル指揮官ジダン、守護神の今夏流出を覚悟 「いずれか一方を選ばなければならない」

レアル・マドリードのケイロル・ナバス 写真提供:GettyImages

 レアル・マドリードのコスタリカ代表GKケイロル・ナバスとベルギー代表GKティボー・クルトゥワはいずれか一方が今夏にクラブを去る可能性があるようだ。現地時間24日、スペインメディア『エル・エスパニョール』が伝えている。

 マドリードは昨季までケイロル・ナバスが正守護神を務め、チャンピオンズリーグ(CL)3連覇に大きく貢献していたものの、昨夏にそのナバスとの競争相手としてチェルシーからクルトゥワを獲得している。

 そして今シーズン開幕当初はフレン・ロペテギ監督のもと、クルトゥワがリーグ戦、ナバスがチャンピオンズリーグ(CL)の試合でゴールマウスを守っていたものの、サンティアゴ・ソラーリへの指揮官交代後はコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)を除く試合でクルトゥワが先発出場するようになっている。

 また3月中旬のジネディーヌ・ジダン監督就任後はクルトゥワがハムストリングの負傷から思うようにコンディションが回復しないこともあり、ナバスが正守護神を務めていた。

 ただ25日に行われるラ・リーガ第34節・ヘタフェ戦と次節のラージョ・バジェカーノ戦ではナバスとクルトゥワに1試合ずつ出場機会が与えられるという見方が広まっている。

 ジダン監督はヘタフェ戦に向けた前日記者会見において「ゴールキーパーがこの夏にクラブを離れたいと申し出るならば、そのようなことは起こりえるだろう。ケイロルとティボーはともに優れたゴールキーパーだ」

 「ただもちろん私はいずれか一方を選ばなければならないし、それは複雑なことになる」と語っており、いずれか一方の守護神が今夏で退団する可能性を示唆した。