ナポリ、クラブ一筋インシーニェの今夏放出容認か。移籍先にバイエルンが急浮上

　ナポリは今夏にイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェの放出に踏み切る可能性が高いようだ。現地時間24日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

　下部組織時代からナポリ一筋のキャリアを歩んでいるインシーニェの去就を巡っては、昨年に代理人をマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバやミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマを顧客に持つミノ・ライオラ氏に変更したことに伴い、周囲でナポリ退団の可能性が取りざたされている。

　また同選手に対してはアトレティコ・マドリードが移籍金5000万ユーロ（約63億円）でオファーを提示したものの、ナポリがこれを拒否したと伝えられている。

　その中、18日に行われたヨーロッパリーグ（EL）準々決勝2ndレグ・アーセナル戦でインシーニェは先発出場したものの60分でベンチに下がったことについて不満をあらわにするなど、クラブとの関係性が危うい方向に向かっていると周囲では伝えられている。

　そのインシーニェにはプレミアリーグの複数クラブやパリ・サンジェルマン（PSG）などが興味を示しているものの、イタリアメディア『メディアセット』はここに来てバイエルン・ミュンヘンも関心を寄せている模様。

　バイエルンは今季終了後に元オランダ代表FWアリエン・ロッベンと元フランス代表FWフランク・リベリーの退団が確実となっていることから、2選手の後釜としてインシーニェをリストアップしているようだ。

　これまでナポリのファンから多大なる声援を受けてきたインシーニェであるが、愛着のあるクラブに別れを告げることとなるのだろうか。