ジェノアは残留争いに巻き込まれていることを受けて、どうやら今季3度目の監督交代に踏み切るようだ。現地時間21日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
ジェノアは昨季途中から指揮を執っていたダビデ・バッラルディーニ監督のもとで今シーズンに臨んだものの、昨年10月上旬にリーグ戦4勝3敗とまずまずの成績だったにも関わらず、同監督を解任。
その後、ジェノアはイバン・ユリッチの2017年4月以来となる監督就任を発表するも、公式戦で勝利をあげることができず、わずか2カ月間で解任の憂き目に遭う。
そして今季2度目の監督交代によって12月上旬にかつてイタリア代表を指揮した経験を持つチェーザレ・プランデッリ氏を招へい。年明け以降は順調に勝ち点を積み重ねていたものの、3月17日に首位ユベントスから3ポイントを獲得して以降勝利に恵まれず、20日に行われたセリエA第33節・トリノ戦で0-1と黒星を喫していた。
これを受けて、ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長はバッラルディーニ氏に水面下でコンタクトをとっていることから、今季3度目となる監督交代が現実味を帯びているようだ。
ただプレツィオージ会長は昨年10月にバッラルディーニ監督を解任する際に、同監督の采配を痛烈に批判するコメントを残していることもあり、再招へいが成功するかどうかは不透明な状況となっているようだ。
なおジェノアは第33節終了時点で降格圏の18位・エンポリとの勝ち点差がわずか5となっている。残り試合でローマやアタランタといった来季欧州カップ戦出場を狙う上位クラブとの対戦が残っているだけに、監督人事次第ではさらに厳しい戦いを強いられる可能性も考えられそうだ。
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