今シーズンは大差がついてしまっているが、毎シーズンのように熱い戦いを繰り広げているバルセロナとレアル・マドリード。両者が激突するエル・クラシコでは、観光地化が進むサンティアゴ・ベルナベウも熱狂と殺気に包まれる。しかし、エル・クラシコが行われるのはピッチだけではない。移籍市場でも、この2クラブが新たな戦力を求めて競い合っている。今回は、両クラブが獲得を目指す3人の若手有望株をご紹介する。
ジョアン・フェリックス
クラブ:ベンフィカ
今シーズン16ゴール、9アシストと輝きを放っているのが、弱冠19歳のジョアン・フェリックスだ。「Cロナ二世」の呼び名に十分すぎる活躍を見せている。スピードとパワーを武器にサイドで暴れることができるフェリックスだが、彼は中央でビジョンを描きながらプレーすることもできる。スペースを作り出し、チームメイトを活かす能力も特筆に値する。バルセロナ、レアル・マドリードだけでなく、多くのクラブにとって大枚をはたく価値のある選手だ。
ルカ・ヨビッチ
クラブ:アイントラハト・フランクフルト
今夏の移籍市場で最も注目を集めることになるであろうストライカーがヨビッチだ。アイントラハト・フランクフルトで一貫したパフォーマンスを続け、ゴールランキングでも2位につけている。今シーズンここまで25ゴール、7アシストと数字面も申し分ない。
新たなチームの顔、そして得点力のある選手を探すマドリードとルイス・スアレスの後釜を探すバルセロナ。この両者が彼に関心を持つのは当然のことだ。ただ、父であるミラン・ヨビッチ氏によれば、ヨビッチの新天地はマドリードになる可能性が高い。
久保建英
クラブ:FC東京
スペイン紙『マルカ』の報道が事実であるならば、日本屈指の才能である久保も移籍市場でエル・クラシコを引き起こす選手の1人だ。自由自在にチャンスを生み出す彼の能力は、世界中から高い評価を下されている。
未成年選手の獲得によりバルセロナからの退団を余儀なくされた久保だが、バルセロナ復帰に合意したという報道もある。マドリードはバルセロナから才能を盗み出せるだろうか。
コメントランキング