昨季のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ開催時にローマサポーターから暴行を受けて長期入院を強いられていたリバプールサポーターが近日中に退院する見込みとなったようだ。現地時間8日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。
これは昨年4月24日にローマのホームであるスタディオ・オリンピコで行われたCL準決勝1stレグ・ローマ対リバプールの試合前に両クラブのサポーターがスタジアム前で衝突する事件が発生。
ローマサポーターによる暴行を受けたアイルランド人のリバプール・サポーターであるショーン・コックス氏が頭部に重傷を負って約3カ月間にわたり危篤状態に陥っていた。
その後も同氏は約9カ月にも及ぶ入院生活を送っていたが、今週末になってようやく退院することが決定したようだ。
またリバプールは12日にアイルランドの首都・ダブリンにあるアビバ・スタジアムにおいてリバプールレジェンド対アイルランド・レジェンドのチャリティーマッチを開催することをすでに発表している。
この試合における収益は全てコックス氏の治療費に充てられることとなっており、このチャリティーマッチの開催日程にあわせてコックス氏は退院する見通しとなっているようだ。
欧州サッカーにおいてサポーター同士の暴力は大きな問題となっているが、このコックス氏の一件によって少しでも問題が改善されることを願っているフットボールファンは多いことだろう。
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