トリノのウルバーノ・カイロ会長は元イタリア代表指揮官のジャンピエロ・ベントゥーラ氏の入閣の可能性を否定しているようだ。現地時間27日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
ベントゥーラ氏は2011年から2016年までトリノ指揮官として長期政権を築いた実績を持っている。同氏はEURO2016終了後にアントニオ・コンテの後任としてイタリア代表監督に就任したものの、ワールドカップ・ロシア大会の本大会出場を逃したことによりイタリア国内から批判の的となり、指揮官の座を解かれた。
その後、ベントゥーラ氏は昨年10月に最下位に沈んでいたキエーボの指揮官に就いたものの公式戦わずか4試合を率いただけで解任されていた。
ただ現在フリーの身となっている同氏に古巣トリノにテクニカルディレクターとして復帰する可能性が取りざたされていた。
しかしカイロ会長は「そのようなニュースがどこから出てきたのか分からないが、根拠のないものだ」と語っており、ベントゥーラ氏のフロント入りに関して考慮していないことを明かした。
60年ぶりとなるワールドカップ本大会出場を逃したことにより、指揮官としての評価が急落したベントゥーラ氏であるが、果たして今後イタリア国内クラブからの誘いが来ることはあるのだろうか。
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