Jリーグ ヴィッセル神戸

ヴィッセル神戸、バルサMFセルジ・サンペルの加入会見行う。イニエスタからは「神戸はきれいな街」

バルセロナのセルジ・サンペル(写真左) 写真提供:GettyImages

 ヴィッセル神戸は7日正午から記者会見を行い、先日バルセロナとの契約を解消したMFセルジ・サンペルの獲得を公式発表している。

 バルセロナの下部組織出身であるセルジ・サンペルは、2017年夏にラス・パルマスへレンタルで加入していたものの、本来のパフォーマンスを発揮することができず、今冬にバルセロナに復帰していた。

 同選手は復帰以降も公式戦でわずか1試合の出場にとどまっており、以前から契約期間が満了を迎える今季終了後での退団が濃厚となっていると伝えられていた。

 その中、今週初めにバルセロナが同選手のヴィッセル神戸行きを公式発表しているが、その中でJリーグ行きを決めた理由として元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタからのアドバイスがあったことを挙げていた。

 そして迎えた日本での加入記者会見では、冒頭セルジ・サンペルのバルセロナでのプレー動画が流れた後、楽天ヴィッセル神戸株式会社の三木谷浩史代表取締役社長が登場し、同選手の経歴を紹介している。

 そして、セルジ・サンペルは会見場に登場すると、三木谷社長とともにサインを交わし、正式にヴィッセル神戸加入が内定している。

 同選手は「こんにちは」と日本語で挨拶した後、「私に関して、絶大な信頼を寄せてくれたおかげでアジアの中で優秀なチームでプレーすることができるようになった。ヴィッセル神戸のユニフォームが着ることができることを非常に名誉に感じている」と感謝の言葉を述べている。

 その後、元スペイン代表FWダビド・ビジャやMFアンドレス・イニエスタから歓迎のメッセージが流れると「(彼らと)一緒にプレーすることがとても楽しみだ」とコメントを残している。

 また加入前にイニエスタと交わした会話の内容について「アンドレスが私に電話した時、『神戸が非常にきれいな街である。ヴィッセル神戸はバルセロナと同じようなプレースタイルを展開しているので困ることはない』ということを伝えた」と明かしている。

 バルセロナでキャリアを歩んできた24歳のJリーグ挑戦に海外からは驚きの声が上がる中、日本のフットボールファンは同選手のプレーに熱視線を注ぐこととなりそうだ。