UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16でアヤックスに敗れ、痛恨の敗退を喫したレアル・マドリード。前人未到4連覇の夢は儚く散った。そこで今回は、来季の戦いに目を向け、今季終了後に期限付き移籍から復帰する5名の選手をご紹介したい。
ハメス・ロドリゲス
期限付き移籍先:バイエルン・ミュンヘン
バイエルンは2017年夏にマドリードから2年間のレンタルでコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスを獲得。この取引には4200万ユーロ(約52億円)の買い取りオプションが含まれており、現在その去就に注目が集まっている。ドイツメディア『TZ』の報道によれば、そんなハメスの去就についてバイエルンとマドリードが会談を行う予定のようだ。先日、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)は「決定権は監督にある」と明言している。
テオ・エルナンデス
期限付き移籍先:レアル・ソシエダ
テオ・エルナンデスは2017年夏にアトレティコ・マドリードからレアル・マドリードに“禁断の移籍”。6年契約を締結したが、出場時間は確保できず。わずか1年でレアル・ソシエダへの期限付き移籍が決定した。本人はシーズン終了後のマドリード復帰を希望しているようだが、今季は同じ21歳の左サイドバック、セルヒオ・レギロンが台頭。去就が注目されている。
マテオ・コバチッチ
期限付き移籍先:チェルシー
2018年夏に1年間の期限付き移籍でチェルシーへ加入したコバチッチ。本人は引き続きチェルシーでプレーを続けることを望んている。しかし、可能性は低いがチェルシーの補強禁止処分が即座に決定した場合、買い取りオプションが付帯していないため、完全移籍は不可。コバチッチは少なくとも一度、望んでいないマドリードへの帰還を余儀なくされることになる。
マルティン・ウーデゴーア
期限付き移籍先:フィテッセ
ウーデゴーアは2018年夏にフィテッセへ期限付き移籍で加入。オランダ1部第24節終了時点で21試合に出場、5得点6アシストを記録するなど、チームの主力選手として成長を続けている。神童と称される逸材にオランダの名門アヤックスなどが獲得に乗り出していると見られるが、マドリードは完全移籍での放出は考えていない模様。今後も期限付き移籍で経験を積ませながら、成長を促す方針をとるとみられている。
ボルハ・マジョラル
期限付き移籍先:レバンテ
昨季は限られた出場時間の中でチーム3位の得点率を記録したマジョラルだが、チームの選手登録枠の関係で期限付き移籍が決定。今季はレバンテでも好調を維持し、4ゴールを記録している。ただ、スター選手が揃うマドリードで、来季マジョラルの居場所があるとは考えにくい。
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