どれだけ偉大な選手であっても、ビッククラブで出場を続けることは簡単ではない。才気に溢れた若手の台頭、有力な選手の加入など、常にポジションは脅かされる。今回は、実力者ながら出場機会を失いかけている選手たちをご紹介したい。
マルセロ
所属:レアル・マドリード
レギロン・ロドリゲスの台頭により、第23節終了時点でわずか12試合の出場に留まっているマルセロ。今冬は移籍が噂されながらも残留を決断したが、ユベントスなどが引き続き興味を示していると報じられており、本人も「もしレアルが僕を必要としない日が来たらクラブを離れる」とコメントしている。
アレクシス・サンチェス
所属:マンチェスター・ユナイテッド
高額年俸に見合わないプレーで、多くの批判を浴びている。アントニー・マルシャルに完璧にポジションを奪われてしまった。12日に行われたパリ・サンジェルマン戦でマルシャルが負傷し、2、3週間欠場することが決定。サンチェスにとってはこの機会がユナイテッドでのラストチャンスになるかもしれない。
メスト・エジル
所属:アーセナル
クラブ最高給となる週給35万ポンド(約5000万円)を受け取っているエジルだが、リーグ戦ここ10試合で先発出場はわずか2回。怪我の影響もあり、思い通りのプレーが出来ていない状況だ。移籍の噂が浮上しているが、代理人によれば「本人は残留を希望している」とのこと。
ユリアン・バイグル
所属:ボルシア・ドルトムント
前任者トーマス・トゥヘル監督のもとで大きく成長したバイグルだが、今季前半戦はアクセル・ビツェル、トーマス・デラネイにポジションを譲り、出場機会が激減した。冬の移籍市場でパリ・サンジェルマンへの移籍を希望したが、クラブに放出を拒否されて残留。後半戦は怪我人続出のセンターバックとして先発出場を続けており、新たなポジションで再起を図っている。
リヤド・マフレズ
所属:マンチェスター・シティ
クラブ市場最高額の移籍金でシティへと加入したマフレズ。今季前半戦は定期的に出場機会を確保していたが、リーグ戦直近7試合では先発出場ゼロ。同じポジションのライバルであるレロイ・サネ、ラヒーム・スターリング、ベルナルド・シウバらの好調により、出番を失っている状態だ。ジョゼップ・グアルディオラ監督も「彼は全く悪くない。出場機会を与えることができていないことを申し訳なく思っている。しかし、5人のストライカーがいるんだ」と、選手層の厚さが出場機会減少に繋がっていると語った。
ハメス・ロドリゲス
所属:バイエルン・ミュンヘン
膝の怪我の影響もあり、今季は出場機会の確保に苦しんでいる。第22節終了時点で先発出場はわずか8試合のみ。バイエルンが買い取りオプションを行使し、移籍金4200万ユーロ(約52億2000万円)を支払う気配はない。それでも、リーグ戦直近3試合は先発起用され、出番を徐々に増やしており、後半戦のパフォーマンスに期待がかかる。
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