インテルは現地時間3日に行われたセリエA第22節・ボローニャ戦でのサポーターによる差別行為があったものの、追加処分が科されなかったようだ。5日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。
同クラブは昨年12月26日にホームのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われたセリエA第18節・ナポリ戦で一部のサポーターがナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリに対して人種差別チャントを浴びせたことが大きな問題となっていた。
これを受けてイタリアサッカー連盟(FIGC)は同クラブに対してホームでの2試合を無観客で行うよう処分を下しており、インテル側もこれを受け入れていた。
ところがインテルのウルトラスはこれまでの姿勢を変えることはないという主旨の声明を発表。またボローニャ戦ではセネガル代表DFイブラヒマ・エムバイェに対して差別チャントを浴びせていることが判明しており、この事実をFIGCも認めていた。
今回の追加処分見送りという決定に対しては、今後サッカー界のみならず差別問題解決を目指している人々や団体から批判の声があがることだろう。
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