クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督はセリエAでの指揮への興味を隠していないようだ。現地時間4日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が報じている。
ダリッチ監督はこれまでクロアチア国内や中東のクラブを指揮した後、2017年10月にクロアチア代表指揮官に就任。ワールドカップ・ロシア大会欧州予選nプレーオフを勝ち抜き本大会出場を決めると、その本大会では快進撃を続け見事チームを準優勝に導いている。
同監督はこのワールドカップでの功績が認められる形でイタリア国内で行われた『Gianni Brera Award』の授賞を果たしており、その授賞式において「選手たちには感謝を伝えなければならない。我々は小国であるが、誇れる国である。そしてこのような賞を受賞することができたことは私のみならずクロアチアのすべての選手にとって非常に重要なことだ」と語っている。
ただ自身の今後については「私の夢はここイタリアで指揮をとることだ」とコメントを残している。
一方、インテルは今年ここまで公式戦わずか1勝であり、得点力不足を露呈していることから、3日に行われたセリエA第22節・ボローニャ戦後にルチアーノ・スパレッティ監督とジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)が会談を行っており、次節・パルマ戦の結果次第では監督交代に踏み切る可能性があると伝えられている。
そのスパレッティ監督の後任候補には、かつてインテルでセリエA、コッパ・イタリア、そしてチャンピオンズリーグ(CL)の3冠を成し遂げた経験を持つエステバン・カンビアッソの名前が有力候補にあがっている。
ただマロッタCEOは「ダリッチは受賞に値する。彼は緊迫した状況の中でクロアチア代表監督に就任し、世界で最も優れた監督のひとりであることを証明している」と称賛の言葉を送っていることから、ダリッチ監督も候補に入れているのではないかという見方があるようだ。
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