ウェストハム・ユナイテッドの元フランス代表MFサミル・ナスリが自身が過去に経験したドーピングによる出場停止について衝撃発言を行っているようだ。現地時間29日、フランス紙『レキップ』が伝えている。
ナスリはアーセナルから2011年にマンチェスター・シティに加入すると加入1年目にして最終節での劇的勝利によるプレミアリーグ制覇に貢献。さらに2013/14シーズンにもリーグタイトルをつかんでいる。
しかし同選手は2016年夏にジョゼップ・グアルディオラ監督が指揮官に就任すると構想外扱いを受け、セビージャにレンタル。そのレンタル先での静脈注射を巡ってUEFAドーピングの規定に違反すると訴えられ、スポーツ仲裁裁判所における長期間の係争の結果、昨年2月に6ヵ月間の出場停止処分が科せられた過去を持つ。
ナスリは出場停止処分が解け、今冬にシティ在籍時に時間を共にした恩師・マヌエル・ペレグリーニが率いるウェストハム・ユナイテッドへ加入し、プレミアリーグ復帰を果たしている。
ただ同選手はドーピングについて「僕は家族とともに過ごしていた休日に病気になったんだ。その時僕は頭痛に襲われたので友達に医者を紹介するように頼んだが、セビージャの医者を勧められた」とドーピング規定に違反すまでの経緯を説明。
そして「僕はこのルールを知らなかったし、このような事例は若い選手にとって見本となっている。そのようなつもりが無くても罰則を受ける可能性がある。もうドーピングをしないと約束することができるよ」と語っており、若い選手に対して忠告しているようだ。
なおナスリはウェストハム加入以降、ここまで公式戦3試合で先発出場を果たしている。長らく試合から遠ざかっていた同選手であるが、恩師のもとで徐々に試合勘を取り戻すことに努めている。
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