横浜F・マリノスは8日午前、元日本代表DF中澤佑二の現役引退を公式発表している。
1999年シーズンにヴェルディ川崎でプロデビューを果たした中澤は2002年シーズンに横浜F・マリノスに加入すると長らくマリノスの“顔”としてピッチに立ち続けていた。
またここ数シーズンは左ひざの痛みに悩まされることも多かったものの、2017年シーズンはリーグ戦全試合に出場したほか、昨年は22試合の出場。さらに中澤はJリーグ通算出場試合数が「593」、J1リーグの連続出場記録199試合など多くの記録を保持するなど、Jリーグを代表する名選手として多くのファンから親しまれていた。
年明けでの現役引退決断について中澤は「私、中澤佑二は、2018シーズンをもって現役を引退する決断を致しました。自分の中では、プロ20年目となる昨シーズンを一つの区切りとして考え、全てを出し切るという思いで最終戦まで走り続けました。そしてシーズンを終え、改めて自分の思いを整理した中で、やはりこのクラブでユニフォームを脱ぎたい、そしてそれが横浜F・マリノスに対して一番の恩返しになるんじゃないかなという思いになりました」
「小学校6年生からスタートさせたサッカー人生は30年。プロとしての現役生活は20年。振り返ると、ここでは書ききれないほどの本当に多くの方々に支えていただき、こんなに長く現役生活を続けることが出来ました」
「もがき苦しみ、がむしゃらに掴み取ったプロ生活。来年もF・マリノスで現役を続ける選択肢もありましたが、最後は”中澤佑二”らしく、自分の決断を信じ、1ミリの後悔もなくピッチを去ろうと思います」
「良い時も悪い時も共に戦っていただいたファン・サポーターの皆さま、チームメイト、チームスタッフ、スポンサー各社の皆さま、ホームタウンで支えてくださった皆さま、横浜F・マリノスに関わるすべての皆さま、そして東京ヴェルディに関わるすべての皆さま、本当にありがとうございました」
「今後のことはこれからゆっくり考え、また皆さんにご報告出来たらと思います。20年間、本当にありがとうございました」とクラブ公式サイトを通じてこれまで応援してくれたファンへ言葉を残した。
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