ジョゼップ・グアルディオラが率いるマンチェスター・シティは、世界で最も尊敬を集めるフットボールスタイルの1つと言って良いだろう。選手にとっても間違いなく魅力的なチームであろうシティだが、何人かの大物選手の獲得に失敗したことが明らかとなっている。そこで今回は『sportskeeda』が特集した「マンチェスター・シティが獲得失敗した5人の大物選手」をご紹介したい。
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン
移籍先:バルセロナ
ジョゼップ・グアルディオラがマンチェスター・シティの監督に就任した際、ゴールキーパーの質に不満を持っていた。当時の正守護神はジョー・ハート。ゴールライン上を守るだけでなく、攻撃の起点としての役割も重要視するグアルディオラは足元の技術が高いテア・シュテーゲンの獲得を求めていた。
しかし、テア・シュテーゲンはシティではなくバルセロナ残留を選択。そのため、同じバルセロナのクラウディオ・ブラボを獲得することになった。
ダニエウ・アウベス
移籍先:パリ・サンジェルマン
就任当初はサイドバックの質が明らかに不足していた。右サイドバックの補強第一候補は当時ユベントスでプレーしていたダニエウ・アウベスだった。アウベスは2008年から2012年までバルセロナでグアルディオラのもとプレーしていた。
本人は移籍に前向きだったが、家族がイングランドでの生活に反対したため破談になったと報じられている。アウベス獲得に失敗したシティはトッテナム・ホットスパーからカイル・ウォーカーを獲得した。
フィルジル・ファン・ダイク
移籍先:リバプール
昨季の冬の移籍市場でサウサンプトンからリバプールへ移籍。加入直後ながらシーズン後半戦のリバプール守備陣を支え、UEFAチャンピオンズリーグ準優勝の立役者となった。
シティもファン・ダイクの獲得を目指していたが、DF史上最高額となる移籍金114億円は高額すぎると判断。獲得を見送ったことがシティ制作のドキュメンタリー「All of Nothing」で明らかになった。
アレクシス・サンチェス
移籍先:マンチェスター・ユナイテッド
昨季の冬の移籍市場では、アーセナルとの契約期間が残り6ヶ月となったサンチェスをめぐり、マンチェスターダービーが勃発。結果は、ヘンリク・ムヒタリアンを含めたトレード移籍でユナイテッドが勝利した。
サンチェスの代理人が天文学的な賃金を要求したため、シティは獲得を断念したと報じられている。現時点でのサンチェスのパフォーマンスを評価すれば、獲得を見送ったことは正解だったと言える。
ジョルジーニョ
移籍先:チェルシー
グアルディオラが目指すスタイルを体現する上でアンカーは非常に重要な役割を担っている。グアルディオラ本人の希望により、シティはジョルジーニョ獲得を目指していた。
ナポリの金銭的な要求をクリアし、移籍成立間近まで迫ったとされるが、恩師マウリツィオ・サッリがチェルシーの指揮官に就任したことで状況は一変。ジョルジーニョ本人の希望により、チェルシーへと移籍することが決定したようだ。グアルディオラは恩師が率いるクラブへの移籍に理解を示している。
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