浦和レッドダイヤモンズは9日に埼玉スタジアム2002で開催される天皇杯決勝・ベガルタ仙台戦に向けた前日練習を公開すること公式発表している。
昨季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)覇者である浦和レッズは今季、夏場以降に盛り返したもののリーグ戦で5位に終わったことにより、来季ACL出場権獲得のために天皇杯制覇が絶対条件となっている。
同クラブは4日にも翌日に県立カシマサッカースタジアムで控えていた準決勝・鹿島アントラーズ戦に向けた前日練習を公開。この時は平日にもかかわらず約350名のファンが集まった。
またサポーターはグラウンドに横断幕を掲示。選手がグラウンドに出てきてオズワルド・オリヴェイラ監督が挨拶した後に「浦和レッズ!」のコールを行うなど、選手やクラブスタッフの士気を高めている。
サポーターの後押しもあり、今季のアジア王者を1-0で下した浦和レッズであるが、オズワルド・オリヴェイラ監督は決勝前日も公開練習に踏み切った理由について7日の記者会見にて「準決勝の前日と同じく、浦和のファン・サポーターは非常に特別な存在で、チームに力を与えることができますので、交流することによって前日から試合に挑む状況を作ることができると思います」
「もちろん、どの試合も重要であり、これをやっているから他の試合と重要度が違うわけではありませんが、(今回の天皇杯準決勝、決勝は)特別な状況であると思います。これを1年を通じて毎試合やっていたらファン・サポーターのみなさんも選手も疲れてしまうと思いますが、毎回やることではなく、この特別な状況で、浦和の特別な情熱を選手たちに感じさせたいのです(クラブ公式サイトより抜粋)」とコメントを残している。
決勝はホームの埼玉スタジアムでより多くのサポーターの後押しを受けることが予想される浦和レッズの選手たちは、再び大一番に向けてより一層集中することだろう。
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