プレミアリーグ、冬の移籍市場開幕まであと1ヶ月を切った。そこで今回は、現地メディアで報じられている各クラブの補強動向をご紹介したい。
マンチェスター・シティ
ジョゼップ・グアルディオラ監督は「現有戦力に満足している」と強調。バンジャマン・メンディが負傷離脱しているが、左サイドバックの補強についても「誰も獲得しない。一銭も費やすことはないだろう。今のスカッドに満足している」とコメント。
本心からの発言かはわからないが、今季の成績を見れば緊急的な補強の必要はないだろう。
リバプール
ユルゲン・クロップ監督は「私たちに必要なものは全て揃っている」とコメント。緊急的な補強の必要性はないだろう。
ファビーニョ売却でボルシア・ドルトムントのクリスティアン・プリシッチを獲得する可能性も報じられるが、憶測の域を出ない程度だ。
トッテナム・ホットスパー
夏の移籍市場では史上初の獲得選手、放出選手ともにゼロ。選手層の薄さは心許ない。スパーズファンは間違いなく補強を望んでいるだろう。
アヤックスのマタイス・デ・リフト、フレンキー・デ・ヨングの獲得が噂されている。
チェルシー
新指揮官マウリツィオ・サッリを招聘し、リーグ3位と好調なシーズンを送っているチェルシー。しかし、18歳以下の選手補強に関する規約違反の疑いが報じられており、FIFAから処分が下される可能性が浮上している。報道が事実であれば、最大2年間の補強禁止が命じられるため、今冬の移籍市場で大型補強に動く可能性も考えられる。
ただ、最優先事項はエデン・アザールに関する交渉だろう。売却するのであれば、ボルシア・ドルトムントのクリスティアン・プリシッチなど有力選手の獲得に動くだろう。今冬の残留が決定すれば、新戦力を獲得する金銭的余裕はないはずだ。冬の動向はエースの去就に左右される。
アーセナル
クラブのスポーツディレクターは「冬の移籍市場で動くべきではない」とコメントしているが、額面通りに受け取らない方が良いだろう。今シーズン限りで契約満了を迎える選手が多いため、冬の移籍市場で積極補強に動く可能性が高いとみられている。現地メディアでは、ほぼ全てのポジションで獲得候補が浮上している状態だ。
具体的にはリールのFWニコラ・ペペ、ホッフェンハイムのMFナディーム・アミリ、ボルシア・ドルトムントのユリアン・バイグル、ビジャレアルのMFパブロ・フォルナルス、アヤックスのDFニコラス・タグリアフィコ、セルティックのDFキーラン・ティアニーなどの名前が挙げられている。
マンチェスター・ユナイテッド
ジョゼ・モウリーニョ監督がクラブ幹部の信頼を失っていなければ、指揮官が望む守備陣の補強が行われるはずだ。夏の移籍市場ではハリー・マグワイア、トビー・アルデルバイレルトの獲得に失敗しているだけに、是が非でも守備陣を強化したいところ。
レアル・マドリードのラファエル・ヴァラン、ナポリのカリドゥ・クリバリなどビックネームも報じられているが、現実的な選択肢はフィオレンティーナのニコラ・ミレンコビッチや、サンプドリアのヨアキム・アンデルセンだろう。もちろん、ダビド・デ・ヘアが移籍した場合は、後釜獲得も必須だ。
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