ブラジルのス-パースター、ネイマールがカンプ・ノウを離れパリ・サンジェルマンに移籍した事実は世界中に衝撃を与えた。バルセロナは放出に後ろ向きだったが、天文学的な数字の契約解除金を払えるクラブが存在してしまったのだ。そんなネイマールだが、ここにきて古巣への復帰報道が世間を賑わせるようになってきた。今回は、その古巣復帰が実現しないであろう4つの理由をご紹介する。
破壊的な価格
ネイマールがパリ・サンジェルマンに渡った際に動いた2億2200万ユーロという巨額の金。サッカー界で彼が最も高価な選手となり、しばらくは記録も更新されないだろう。遅かれ早かれネイマールはPSGを離れるという決断を下すと思われるが、その際に生じる高額な移籍金はバルセロナに払えるものではないだろう。世界でも限られたクラブにしか払えないだろう。フィリペ・コウチーニョ、ウスマン・デンベレを獲得したことで、彼らには十分なリソースが残っていない。
ネイマールとバルサの関係性
ネイマールがPSGに移籍した際に見せたばかばかしい態度と振舞いをバルセロナにかかわるすべての人々は忘れていないだろう。ブラウグラナの忠実な人々にとって、彼のイメージは著しく低下した。また、クラブ間とのボーナスによる対立でそれは決定的なものになったと言えるだろう。万が一ネイマールがバルセロナに復帰したとして歓迎する人は少ないはずだ。
バルサのスカッドに入る余地はない
ネイマールが去ったバルセロナは交渉相手に足許を見られる難しい立場ながら、優れた選手を獲得し欧州屈指のスカッドを維持している。ネイマールは疑いの余地がなく世界最高峰のタレントではあるが、コウチーニョ、デンベレ、ラフィーニャといった選手たちが彼の穴を埋めきった。バルセロナが大金をはたいてまで彼の獲得に動くかは疑問だ。
バルサとPSGの関係性
バルセロナとPSGの良好ではない関係性は、ネイマールがリーグ・アンをすぐに離れることができないもう1つの理由だ。バルセロナがマルコ・ベッラッティやアドリアン・ラビオの獲得に動こうとした際、PSGはバルセロナだけには売らないという姿勢を隠そうとしなかった。この決して良好とは言えない関係性は依然として継続している。バルセロナがネイマールの獲得に動いても、よっぽどの金額でない限りPSGは売らないだろう。
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