イタリア紙『Tuttosport』が主催する“ゴールデンボーイ賞”の最終候補5名を発表。パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペが落選し、話題になっている。そんな中、この賞を監督するマッシモ・フランキ氏が同選手の落選理由を明言した。米メディア『ESPN』が伝えている。
欧州で最も活躍した21歳以下の選手に与えられる“ゴールデンボーイ賞”。2003年から開催されているこの賞は過去にウェイン・ルーニーやリオネル・メッシ、イスコ、ポール・ポグバなど歴史に名を残すスター選手たちがこの栄誉を手にしてきた。
そして今年も最終候補が5人に絞られ、リバプールのトレント・アレクサンダー=アーノルト、レアル・マドリードのビニシウス・ジュニオール、ミランのパトリック・クトローネ、ローマのユスティン・クライファート、アヤックスのマタイス・デ・リフトがノミネートされた。
今夏のロシア・ワールドカップでは背番号10を背負い、フランスを世界王者へと導いたムバッペの落選は海外でも話題に。この選外についてマッシモ・フランキ氏は以下のように語っている。
◆マッシモ・フランキ氏
「この賞の“哲学”は毎年、新しい選手が受賞することだ。それは、2005年にメッシ(当時18歳)が受賞してから始まったもの。彼はまだ十分に若かったが翌年以降も、2度目の受賞をすることはなかった。
ムバッペは昨年、ゴールデンボーイ賞を手にしてから1ヶ月後に、バロンドールの投票で7位になった。彼はモナコでリーグ優勝を1度経験しただけなのにだ。そして今年、パリ・サンジェルマンで活躍し、代表ではワールドカップで優勝した。いまや、バロンドール受賞の有力候補のひとりだろう。
バロンドールに手が届きそうな選手が、今さらゴールデンボーイ賞に戻る必要はない。過去に、メッシやルーニーがそうであったようにね。受賞の条件は満たしているため、ムバッペは候補には入った。規定上、2年連続の受賞もありえた話だが、それは大学を卒業した者が、わざわざまた入学して試験を受けるようなもの。彼はもう、次のレベルに進んだ」
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