ワールドカップ・ロシア大会で運用されたビデオアシスタントレフリー(VAR)が早くも今季のチャンピオンズリーグ(CL)ろヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトステージで導入される可能性が浮上しているようだ。現地時間20日、イギリスメディア『BBC』がこれを伝えている。
VARはワールドカップ・ロシア大会での運用において、誤審の減少など多くの点において成功を収めたことからブンデスリーガ、セリエA、ラ・リーガ、リーグアンですでに導入されている。またプレミアリーグでも先週に行われた株主総会において来季からの導入で合意に達している。
その中、当初来季からのVAR導入が既定路線と伝えられていた欧州カップ戦でも今季途中からの導入する可能性があるようだ。欧州サッカー連盟(UEFA)と欧州クラブ協会(ECA)の会合が現地時間20日に開催され、会談後にアレクサンデル・チェフェリンUEFA会長と現在ユベントス会長を務めているアンドレア・アニェッリECA会長が共同記者会見に臨んでいる。
その際にアニェッリECA会長は「来季開幕までに空白の期間がある。より早いVAR導入が可能だ」という主旨のコメントを残している。そしてチェフェリンUEFA会長は「私はこれからの1週間以内におけるレポートに期待している。そして我々はいつVARを導入するか見極めることとなるだろう。遅くとも来季には導入する」と語っており、導入時期の前倒しの可能性に含みを持たせているようだ。
プレーが中断することによる弊害は少なからず見られたものの、誤審の大幅な減少により高い評価を得ているVARは欧州全体で認められているシステムと考えて良いだろう。
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